この地方では桜の満開は先週ぐらいでした。
週末は木々に雪のように携えた花達が雨で散りだしました。
桜の散り際の早さは昔から儚さや潔さにも例えられるほど一斉に散っていきます。
桜を本当に楽しめるのはこの短い春の間だけで、これからは雨で散った花びらが車のボディーに付着してデカールの様相を呈するわ、新緑が芽吹きかけるとどこからともなく毛虫が湧いてくるわ、秋は落ち葉が吹き溜まり側溝を詰まらせたり、これまた車のボディーへ付着して、渋いデカールと化するわで(人間にとって)弊害が多いのもこの桜の特徴かなと思われるわけですが、それを補っても有り余るぐらい日本人には桜というのは特別なもののような気がします。(お詫び:かなり自分勝手な主観が入っています。)
さて、リンクさせていただいている「かっぱコーヂ 」さんのコメントで教えていただいた、製作記2で書いたフロントウインドウ、サイドウインドウ、リヤウインドウ一体型クリアパーツについて加工なしで説明書通りはめる方法です。
製品の一体型では全くボディーにフィットしないと書きましたが、実ははめ方にコツがあり、かなりタイトであるのものの、きちんと収めると各部隙間なくできるということです。
(すでにボディーはカラーの塗り分けまで終わっていますので、ストックの新品で試してみます。)
両手でこのようにボディー下部全体を広げてウインドウパーツを収めていきます。
途中バチバチとボディーが軋む音がするので冷や冷やしてやっています。
ウインドウパーツの下回りがボディーのウインドウの桟に引っかかるようにハメ込むとよいようです。桟にあまり奥深くまでウインドウパーツをハメてしまうと反対側がうまく収まらなくなりましたので、このあたりは微調整が必要かと思われます。
きっちりと収まりました。しかし、もう少し合いが穏やかだといいのですが・・・これではクリアコートしたあとにハメ込むのは大変そうです。
その他ハメ込む際にAピラーの部分へのストレスがかかりそうなので、注意が必要と思われます。
「かっぱコーヂ 」さん、ありがとうございました。
それでは次はボディーの塗装のお話。
ボディーのリヤバンパー付近は説明書によると「ターコイズグリーン(グンゼ産業のみるきぃーぱすてるカラーセット グリーンver.)」が指定されていますが、実車の色を見ると青みが足りないような気がします。ミクの髪の色と言ったほうがいいのかもしれませんが・・・。
指定色の「ターコイズグリーン」(写真中)にガイアノーツの「純色シアン」(写真左)を混ぜ調色します。調色は適当ですが、純色シアンはクレオスの調色スプーンで数杯程度で仕上がりました。
調色するのなら最初から「ストーングリーン」を用いたほうが良かったかもしれません。ガイアノーツの説明によると「(中略)あのキャラクターの髪の色にぴったりです。(以下略)」とあります。ほとんど調色無しでできたのかもしれません。
ベースの白はすでに塗り終えているので、次はベースデカールの貼りつけなのですが、曲面への貼りつけは非常に難易度が高く失敗した時のスペアのデカールの入手困難さから、当初の塗り分けをデカールで再現ではなく、可能なかぎり塗り分けとしました。
ピンクは若干のマゼンタを加え赤みのあるピンクにし、イエローにもマゼンタを加えて赤みのある黄色にしています。
ピンク、イエローともお互いの色の境やベースカラーのホワイトとの境界はグラデーションとなっています。
カーモデルの塗装というとベタ塗りがメインなので、グラデーションの良いやり方が思いつきません。空ものとかAFVとかでは、片方の境目を型紙や粘土で浮かしてボケ味をつくるようですが、結構境目が長いので、うまくいくかわかりませんでした。
モノは試しと色を薄めて何度か塗り重ねて発色させ、マスキングなしのエアブラシでの細吹き方法でボケ味をつくってみたところ、自分なりに納得できたのでよしとしました。
一色塗るごとにクリアでコーティングして次に塗る色が混じらないにしてみました。
ドアノブ部分を加工したときに消えてしまったスジ彫りを入れました。
グラデーションの表現、塗装ですか!スバラシイ!
返信削除この後、デカール貼り付け工程があると思いますがフロントフェンダーのストライプ、一本一本スリットを入れておかないとストライプがフェンダー全体に広がらず悲しいことになります。
と、言うか自分のは悲しいことになりました。
グラデーションは何とかできましたが、天井部分のベースデカールは補助デカールがありませんね。
返信削除メーカーもルーフはフェンダーに比べ曲面が少ないのグラデーションを塗装で表現は想定外なのでしょうか・・・?
コメントいただいた悲しいことにならないように天井のデカール共々一緒に切り刻みたいと思います。
こんばんは~!
返信削除このグラデーション塗り分けは実に素晴らしいです!
AFV等の迷彩ぼかしは幾分成り行きに近いものがありますけど(私だけか?)、しっかりコントロール出来ていますね!
乗用車は塗装失敗が許されない分、プレッシャーきついですよね。見ているだけで勉強になります。
コウさん
返信削除初グラデーションでしたが、そう言っていただいて嬉しいです。確かに失敗していたら今頃IPA漬けだったかも・・・で、お蔵入りになるという負のパターンかな・・・。
「haltica」さんのところで公開されている追加デカールデータを拝借し、デカール起し、タイヤテンプレートはエッチングで作っちゃおうかな・・・とか、完成までにはまだ予断を許さない状況だったりします。