2010年11月24日水曜日

ブログ開設1周年

今日で一周年になりました。
開設当初はその年に購入した iPhone3GS でブログ用の挿入写真やブログもお気軽に更新ができるぞ! なんてゆるい感じで始めましたが、iPhone3GSでの写真は解像度も低く(300万画素)さらにフラッシュがない(露出補正ができないため、暗い場所で撮影した写真はノイズが入った写真となる。)ことから、早々とダメだしとなってしまいました。

写真がキッチリ撮られているサイトって、すごく好感がもてますし、自分が某かの参考にしたい場合もよい資料となります。

iPhone3GS のカメラを見切ってからは、市販のデジカメを使い写真をJPG形式で保存し、加工しておりました。しかし、RAW形式のデータを知ってから、これはいいぞ!となりました。

JPG形式は、デジタルカメラで撮影したデータとしてもっとも一般的に扱われるデータでありますし、データが圧縮されデータ量が小さくなることから、何も特殊な形式を設定しない場合は、まずはJPG形式で写真を保存されると思います。

しかし、圧縮時の色の変化、特に赤色の滲みや輪郭が荒れるなど避けて通れない欠点があります。(ただしソフトによっては圧縮アルゴリズムを最適化してかなり滲みのないJPG形式のデータを作成できるものがあります。)加工を前提にするのならRAW形式のデータは非常に有効です。

難しい言い方をすれば、JPG形式で扱える色は1677万7216色でRAW形式(12ビット)687億1947万6736色、同じくRAW形式(14ビット)では、4兆3980億4651万1104色 となり、扱える色の多さは階調の滑らかさ、自然な色の表現ができることになります。

その他にも撮影した写真のリカバリーができることも大きなアドバンテージとなります。
カメラ側の設定で「屋外」として、間違って室内の蛍光灯に照らされた被写体を撮影したとしましょう。その場合は、撮った写真は黄色っぽく写ると思います。JPG形式でデータを保存した場合は、ほとんど自然な状態にもどすことは不可能ですが、RAW形式のデータであれば、撮影時に立ち返って「蛍光灯」の設定に変更できるわけです。

最終的にはJPG形式に現像(RAW形式からJPG形式に変換することをいいます。)しなければ、web上では扱えないですが、最終的に変換するのと、最初から色情報が少ない、荒れている、では出来上がりは違ってきます。

もし、お使いのデジカメにRAW設定があるようでしたら試してみるのも面白いと思います。

写真がないのは寂しいので・・・。
最近こんなものを買いました。近々試しに使ってみたいと思います。もともと隠蔽力があると言われているガイアノーツのホワイトよりさらに顔料を増やしているアルティメットホワイト・・・どうなんでしょうか。きめ細かい粒子がウリのエヴォホワイト・・・これまたどうなんでしょう。
 
 

2010年11月20日土曜日

JMC2010 シニア賞受賞しました。

本日(20日)よりJMC2010作品展が東京会場で開催されています。
賞の結果は、Blog Modelers の Limahl さんの twitterで知ることとなりました。
Limahl さんありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

本日(20日)、当方の拙作ブログのログによると「JMC2010」とか「JMC2010 速報」とかの検索フレーズによるアクセスがほぼ9割占めています。
作品展の様子が無くてがっかりされている方すいません。こちらのページ「プラモデルコンテスト「JMC作品展」速報一覧」ですべての受賞作を紹介されていらっしゃるのでご覧ください。


自分ではこの角度からの丸っこくてどっしりした姿が一番いいと思っています。
フロントと比べほとんどキットのままで、加工と言えばオーバーフェンダーぐらいです。


偶然にも某ブログでJMC2010東京会場での当方の作品の展示状況が写っている写真を見かけました。
後ろにそびえ立つ巨大な壁と左側は額入り賞状、右側はよそ様の作品のひな壇の配置です。
作品はフロントを左にした横向きで展示してあるようですから、フロント、ドライバーサイドはご覧になれないと思いますので、見えない面をこちらで紹介します。


フロントは何か変わった生き物のような佇まいもありますが、それは言わない約束で・・・。
 
 

2010年11月19日金曜日

いよいよ明日JMC2010作品展開催

本日最終審査が行われました。
結果は明日のJMC2010作品展で発表されます。
また、Blog Modelers の方々の合同作品展も行われるとのことで賑やかな二日間になりそうです。
当方はと言えば、東京に行くにはちょっと遠いので、20日後の大阪会場に行く予定です。

さて、JMC2010のエントリー作品を紹介します。

ベースは「TOYOTA 2000GT 1967 FUJI 24-HOUR RACE WINNER」です。

フロント周りとオーバーフェンダーをエポキシパテで造作し、ホイールおよびタイヤはタミヤのポルシェ935の前輪を使い、ホイールのメッシュの部分はスタジオ27のBMW635csi用のエッチングを利用しています。
前輪と後輪のリム幅は意図的に変えて、後輪がワイドリムになるようにしてあります。(わかりづらいですが・・・。)
イメージとしては「FERRARI 365 GTB4 Competizion」を意識して作ったつもりです。
 
 
もし、会場でお見かけになりましたら、結果がどうなっていたか教えていだけるとうれしいです。
 
 

2010年11月13日土曜日

速報!JMC2010入賞者発表

11月11日のポッキーの日に吉報はやってきました。2次セレクション通過の本賞入賞です。
ポッキーの日(正式には「ポッキー&プリッツの日」)って言うのは、平成11年11月11日に日本記念日協会が制定したものだそうです。もう10年以上前から制定されていたもので・・・知りませんでした。


さて、昨年もこのようなハガキをいただきました。入賞者のリストです。
入賞者とは、2次セレクションを通過して本賞(ハセガワのオフィシャル賞)に入賞した方です。大賞をはじめ各賞の決定はこの本賞を得た方から選ばれ、JMC作品展(東京会場)の当日に発表されます。
他にも協賛企業賞等があり、こちらは本賞と同じく当日発表となります。

と、ここで昨年のハガキを取り出して、入賞者の文字のポイント(大きさ)が違うことに違和感を感じました。そこで入賞者の数を数えると・・・・
昨年は56名、今年は51名・・・あれれ、5名の減です。
てっきりJMC開催20周年で、ど~んと行くのかと思っていました。

19日に最終審査がありますので、それ以降に当方の拙作な作品をこちらに紹介したいと思います。
 
 

2010年11月11日木曜日

オートモデラーの集いin名古屋2010

昨年に引き続き今年も「オートモデラーの集いin名古屋2010」に行ってきました。

今年は、全作品を撮影したいと思い、時間とタイミングを見計らって撮影しておりましたが、撮影を逃したものが結構ありました。

撮影できなかった作品は、作品の前で楽しく談笑しておられたり、人だかりがあったりで後から撮影しようとして撮影できなかったものです。それでも、撮影した枚数は250枚ほどになりました。全部が見られるように「フォト蔵」にアップしてありますので、興味のある方はそちらも合わせてご覧いただけるとうれしいです。

それでは気になった作品をいくつかご紹介します。

痛車の出品は多くあったのですが、ダイオラマにしておられたのは、この作品だけでした。コペンを選んだことでビネット風にまとめられておられたのが印象的でした。


バッドマンカーです。車体内側に電飾を仕込んでおられ、この青色の光がスリットより怪しく放たれています。個人的に電飾は好きなのでチョイスさせていただきました。もちろん作品の仕上がりもとても艶やかですばらしいものでした。


日東の日産チェリー・バネットでしょうか?
実写を含めて見かけることはありませんが、とても懐かしく感じる車です。


とても楽しい色使いのピックアップトラックです。荷台に積載してあるのは本物のエムアンドエムズのチョコなのでしょうか?
実写の写真が添えてありましたが、こちらはNASCARのトヨタカムリでしたので、このデザインからヒントを得たということでしょう。


エンジンの作り込みが半端でないフェアレディーZです。
タミヤの280ZXを後期型の2リッターのZXに改造されており、ホイルまでもリアルに再現してあるという、マニア受けバッチリの作品です。
作者の方のブログで製作記を拝見し、さらに感激しました。「模型とあれやこれ」です。


こちらの作品も前述のフェアレディーZの作者と同じです。
日産のL20ET(L20型エンジンの電子制御、ターボ)のエンジン単体です。
こちらも非常にリアルで、エンジン単体でこれだけの存在感を示しているのが凄いと感じました。
このエンジンは、430型セドリックに日本初のターボ搭載車として登場したものです。このころの日産車は日本初ってのウリが多かったですね。


驚くなかれ・・・これは左に写っていつケミカルウッドから削りだしで作ったフルスクラッチの作品です。
ここまでの域に達すると作品と言うより芸術品と呼んだ方がよいのかもしれません。
この他にもいくつか別の方のフルスクラッチ作品が展示されておりました。皆さん凄いですね。どのような言葉をもってこれらの作品を賞賛すればよいのやら分かりません。


ボディーに描かれているキャラクターは全くわかりませんが、彩りやキャラクター、文字の配置が私的にとても気になった作品です。
ピンクの色がとてもきれいにはっきりと発色しているのが印象的でした。


こちらもボディーに描かれているキャラクターは分かりませんが、ボディーの深みのある青色がとても印象的でした。
このようにボディーを濃い色にした場合、デカールの透けに配慮や工夫がなされていると思われます。


グンゼ産業のBMWイセッタです。とても丁寧に作り込んであるのが印象的でした。リアの荷物は雨の時は実際どうしたのでしょうか?思わず考え込んでしまいました。

他にもたくさんすばらしい作品や思い入れを感じる作品がありましたが、他の作品は以下のリンクでご覧ください。サイズはリサイズしてありませんので、「4288x2848」のサイズです。細部まで拡大してごらんいただくことができます。
それぞれの気に入った画像をダブルクリックすると別窓で画像が開きますので、その画像の下側にある「他のサイズで見る」を選択すると大きな画像が見られます。


一般車両編1


一般車両編2


レース車編


トラック編


痛車編

 
 

2010年11月7日日曜日

コバックス  スーパーアシレックス(追補)

かなり以前ですが、スーパーアシレックスについて記事にしました。
今回は、さらに追加情報がまとまりましたのでご紹介します。

スーパーアシレックスは、研磨面の反対側をマジックシートにして、ブレード(当て木)にワンタッチで張り替え可能を特徴としています。
このマジックシート部分は、一般で市販されているものより遙かに薄いものですが、面だしでに使うにはちょっと辛いものとなっています。

それでは、このマジックシート部分を除去すればいいのでは・・・と思われますが、某所の説明では、シート状の繊維に研磨剤が練りこまれている・・・その製造法は特許を取得と説明が為され、一体になっているように思われますし、製法も企業秘密で明らかにされていません。
試しにクシャクシャと丸めても端部からほつれる様子もありません。

偶然にもあることを行っている際に、このマジックシート部分だけ剥離してきて、マジックシート部分が一体でないこと、マジックシートのみが除去できることを発見しました。(そんなに大げさなことではないでしょうが・・・。)

では、順を追って紹介します。

まずは、ブレードとブレードの大きさに合わせてスーパーアシレックス(今回はレモン #800を用意)を切り出します。
ブレードは今回もタイラーを使いました。ペーパーがついたままですが、スーパーアシレックスのマジックシート除去と同じ方法でいとも簡単に剥がれますので、後ほど同じ方法で除去します。

鉄道模型の塗装面の剥離によく使われる水抜き剤です。
成分は、イソプロピルアルコール(IPA)で模型用のシンナーの様にプラスチックを侵すことはありません。(まれに透明プラスチックが割れることがあるようです。)

偶然に発見したとは、この水抜き剤で塗装の失敗したボディーを漬け込み、数日してから歯ブラシで塗膜や塗装カスを除去し、さらに効率的に塗装を剥離させるためにスーパーアシレックスを使ったことから分かったことです。

適当な大きさのプラスチック容器に水抜き剤を注ぎます。
水抜き剤は揮発性ですので、換気のよいところで行いましょう。

MSDS情報(製品安全データシート)によると「引火性の高い液体及び蒸気」となっているので、たばこを吸いながら鼻歌交じりなんていうシーンは禁忌となります。

3分間ほど漬け込むとご覧のとおり。端部を軽く引っ張ると剥離してきます。
水抜き剤を長時間素手で触るとかぶれたり、手が赤く腫れるので手袋をしましょう。

ご覧のように見事に剥離します。左側の黄色いシートは研磨シート部分で右側の白いフカフカしたものがマジックシートです。

ここでさらに発見は、剥離した研磨シートの裏面にはノリというか粘着物が残っており、このままブレードに貼り付けることができるのです。これは非常に便利です。

写真にはありませんでしたが、タイラーも水抜き剤に漬け込んで剥離させました。ただし、スーパーアシレックスよりも長い時間漬け込まないと剥離しませんでした。


剥離したマジックシート部分です。こうしてみると結構な厚みがあるものです。

前述のとおり、剥離した研磨シートにはノリがついていますので、別に両面テープを用意する必要はありません。
研磨シートは厚みが非常に薄いため、貼り付けた研磨シートにタイラーの色が透過しています。

使用した感想は、カッチリしているため面にしっかり当たります。ただし、目詰まりしやすくなるので、研磨シートの部分をエアーブローしたり、研磨シートを外してブラシで擦ったりと目詰まりに注意する必要があります。

研磨シートのノリは、取り外してもまた再付着可能なものとなっていますので、必要があれば何度でも外したり付けたりできます。