2010年8月20日金曜日

レベル CADILLAC ESCALADE 製作記 その2

暑い日が続いています。現在、ハセガワのJMCへエントリーするための作品を作成中です。
まずは第一次ステージに間に合うようにと製作を進めていますが、余裕はまったくありません。
夏休みの宿題と同じでギリギリにならないとできない性分・・・月末が怖いです。(ちなみに第一次ステージのリミットは9月6日です。)

さて、CADILLAC ESCALADE の方は仮組みをしたときにちょっと気になった部分を改修します。
前後のディスクブレーキ部分ですが、ブレーキローター部分は許せるとしてもブレーキキャリパー部分のダルさはいただけません。
アルミホイールがスポークタイプなので、完成したときアルミホイールの間からよく見える部分になるわけです。

右上がオリジナルでそのダルさ(というより、モールドもなく何かよくわからない物体になっていますが・・・)がおわかりいただけると思います。
下側に写っているのがジャンクパーツから持ってきたもので、最初はこのままオリジナルと置き換える予定にしていたのですが、ブレーキローターの外径がオリジナルより小さいがためにブレーキキャリパー部分のみを切断し移植します。

完成したのが左上のものです。ローターの内円部分にかさ上げのためにスペーサーを入れてアルミホイールとブレーキキャリパーが接触しないようにしてあります。

下回りは、そこそこのモールドがあるのですが、完成後はあまり見えない部分なので簡単にすすめます。
全体をガイアノーツのグロスブラックで塗装したのち、エンジン下回り及びトランスミッション部分をマスキング無しでエナメルシルバーで塗装し、塗料がはみ出た部分をエナメルシンナーで拭きとります。
同様にスペアータイヤ及びホイルもマスキング無しの行程でおこなっています。
最後にフィニッシャーズのスーパーフラットコートで艶を整えます。


アルミホイールはメッキ仕上げでしたが、艶の感じがおもちゃっぽかったので、漂白剤でメッキを落とします。
最終にスパッツスティックスのアルティメイト ミラークロームで仕上げますので、下地はグロスブラックで塗装し、上塗りでクリアコートします。

写っているものが一つ前の写真と若干違いますが、アルティメイト ミラークロームで塗装するとこんな感じになります。
エアブラシでは細かい霧状にして、薄く(塗料の濃度というより、エアーに含まれる塗料の量という意味で)吹き付けるのがよいとされていますが、細かい霧を作ろうとするあまりエア圧を高くしてしまうと塗装部分よりも広範囲に塗料が飛んでしまい、塗料が無駄になってしまうので、エア圧について少し低めの方が経済的かもしれません。
肝心なのは薄く塗り重ねることなのでそちらを重視しました。
間違ってもクリアコートのような塗料が垂れる寸前まで吹き付けるのはNGです。

続いて室内の塗装をMr.COLOR のセールカラーで行います。実車は黒のレザーのようですが、外装を黒にする予定ですので、車外から見たときにアクセントとなるように明るめとします。

ベージュ系の室内色では、普段「タン」を使うのですが、今回「セールカラー」を初めて使いましたが、タンに比べて黄色味があってよい感じがしました。

ダッシュボードの上とハンドルはジャーマングレーとタイヤブラックを適当に混色したもので塗装します。
ハンドルとパネルの一部に木目調の部分がありますので、エナメルのブラックで薄く木目らしきものを描いてから、アクリルラッカーのクリアオレンジで調子を見て塗り重ね仕上げます。
エナメルのブラックがアクリルラッカーのクリアオレンジで少し滲みいい感じのボケ味ができました。

組み付けるとこんな感じになります。
CピラーとDピラーの外装部に当たる部分は、ボディー組み付け後にガラス部分で見えるために黒色で塗装してあります。