2009年12月30日水曜日

タミヤ ARTA NSX 2005

昨年の暮れに完成した作品をご紹介します。マスターワークコレクション(市販の完成品)ではありませんので念のため。
キットはスーパーGTの500クラスにエントリーしていたオートバックス・レーシング・チーム・アグリのそれぞれの頭文字をとって「ARTA」としています。ドライバーは伊藤大輔、R・ファーマンで、09’現在伊藤大輔は他のチームに移籍しております。
あまり能書きをたれるとキットの解説書から抜き出したのがバレてしまいますので、実際の戦歴等はそちらの専門家にお任せします。


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)

このキットの製作に際しては、知り合いがブログの製作記で1年に渡り、ボディ塗色の蛍光色に悪戦苦闘しておりまして、その状況を見聞きして、自分も挑戦してみたくなったのがきっかけでした。
まず目につくのが、赤色というかオレンジのような蛍光色。レースの実際の写真を見ても日の当たり方の違いで様々な色になっています。
私の中では、赤っぽいオレンジの蛍光色ってのがイメージですので、その色を再現してみました。


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)

色のレシピはフィニッシャーズのピュアオレンジを下地にして、同じくフィニッシャーズのルミレッドを塗装してあります。ルミレッドという色はもっと透過する色かと思いましたが、良い意味でオレンジの下地の自己主張がなく、赤っぽくなっています。ルミレッドは蛍光色ですから、そのまま上にデカールを貼ると、赤色が浮き出て、白いデカールを染めてしまうので、デカールを貼る前に一度クリアコートがしてあります。
フロントスポイラー、サイドステップ、リヤウインドは、キットではゼミグロスブラックの塗装指示となっていますが、スタジオ27のカーボンデカールを貼ってあります。スタジオ27のカーボンデカールは、やや、灰色っぽいですが、私的には、カーボンデカールを貼っていることが目立って良い感じだと思っています。


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)

リヤウインドにカーボンデカールを貼っていますが、真ん中のエアインテークを境に左右分割しています。上手な方だと一枚物で貼れるかもしれませんが、私には無理でした。一回トライして見ましたが見事に失敗をしました。


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)

キットはタミヤの純正のエッチングを使った以外は、ほぼ素組です。写真をクリックすると確認できますが、フロントウインドとダッシュボードの間に3本の押さえのような棒が追加してあります。正面から覗いた時に目に付きますので追加工作されるとよいアクセントになると思います。

2009年12月27日日曜日

タミヤ BMW 635CSi Gr.A RACING

模型は完成しても飾る楽しみがありますが、私はクラブに所属しておりませんので、自分の作品を展示する機会はあまりありません。そんなことから、せっかくブログを立ち上げたのですから、何かの因果で来訪された方にもご覧になっていただこうと思います。


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)

タミヤのキットはシュニッツァーですが、これまたキットのデカールが黄ばんでおり、スタジオ27から出ている イエガーマイスター仕様にしました。ナンバー5はどんな功績があったのかネットで調べてもよくわかりませんでしたので、細部について考証は正しいのかわかりません。

ボディーはフィニッシャーズのピュアオレンジを使用しています。このカラーは隠蔽力も高く、発色もいいので気に入っています。


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)


(写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)

2009年12月26日土曜日

タミヤAXIAスカイライン製作記 その1

ブログのタイトルにも含まれている「工房」ですが、工房と名乗りながら今まで製作についての記事が全くありませんでした。このブログを立ち上げたのは、製作上で感じたことや覚えを残しておきたいためでしたので、これから少しずつ製作に関して記事にしていきたいと思います。まずは、最初に現在進行中のこのキット




AXIA(富士フイルム)は当時のカセットテープのブランドでした。私が苦手としている銀の塗装とほぼ全面に彩られたデカールの練習として、このキットを選択しました。なお、この模型は現在休止品ですが、さして人気がないのか、売れ残りが店頭にあったり、オークションでもプレ値と言われるほどの値はついていないものです。

添付のデカールは黄ばんでいましたので、当初スタジオ27のを用意し、デカールを貼りましたが、リヤの部分にデカール一枚物で3面に貼りこむという、とてもスキルの高いところで挫折し、元々の添付のデカールを使わざるを得なくなりました。

デカールの黄ばみについてネット検索したところ、2つの方法が見つかりました。ひとつは、漂白剤につけるもの。これは浸す時間や溶けてしまうリスクも大きくパス。次に日光にさらす方法。これなら簡単でしかも、デカール自体が溶けるという心配もありません。さっそく、自宅の南に向いた窓ガラスに透明な袋に入れらデカールを貼り付け一日放置。あら、びっくり。本当に黄ばみは目立たない程度まで解消されました。



これが、キット付属のデカールを貼ったところ。写真はすでにクリアコートも済んでいますが、「AXIA」や「22」の文字の部分の白の黄ばみが消えています。



これはボンネット。「NISSAN」の文字以外は、一枚物のデカールです。

2009年12月24日木曜日

JMC大阪 2009 その2

前回の更新からずいぶんと日数が経ってしまいました。Googleの検索で、「JMC」のワード検索に検索オプションで「日付」で指定すると、24時間とか1週間とかで更新したページのみが検索できるのですが、今回の大阪の記事は、東京よりもたくさんあったような気がします。

大阪会場は、東京会場の記事と違い付近の模様から書いていることが目に付きました。矢沢永吉のコンサートは多くの方が記事にされていました。かくいう私もそうなのですが。

さて、拙作ではありますが、私の作品です。左にある艦船が大きく上段に展示されているためにまったく目立ちません。会場に行った方でもこんなのあったっけ?て言われそう・・・・。



飛行機とか艦船や戦車は他のページでたくさん紹介されているので、カーモデラーとしては、車を中心に紹介します。

ノスタルジックヒーロー受賞
これは、同じショップからエントリーした車。ダルマセリカです。カラーリングは「思いつき・・・」とコメントにありますのが、実際に存在した車だと思っていました。



カーマガジン賞
「エンジンルーム、左右ドア、後部燃料タンク」が改造してあるとのこと。展示ベースにも非常に気を遣われている作品でした。


モデルアート賞
レベルの’53コルベットとのこと。元々の外観はどんなのかよくわかりませんが、白のボディーに赤色のシートが栄えて、なかなかよいと思いました。


F1モデリング賞
これも同じショップからエントリーした車です。F1マシーンは守備範囲でないためによくわかりませんが、丁寧に作られていることは、作品から感じられました。


これは選外でしたが、1/12ととても大きく存在感たっぷりな1台でした。アンフィニRX-7ですが、この模型は、現在市販されていないような気がしますが・・・・。
これくらいのサイズともなるとエンジン部分も精密に表現されており、とても見栄のよいものになります。

次にクラブの出展ブースよりいくつかご紹介

このトラックの荷台が板張りの表現なのですが、とても上手に再現されており本物と見まがうようでした。作者が近くにいなかったのでお話をお聞きすることができませんでしたが、また、拝見するようでしたら是非手法を教えて欲しいと思いました。



TMAC というクラブのブースです。箱車のレーシングカーも多数で私的にはとても見応えがありました。ただ、この配置、一作一作写真を撮ろうとするとちょっと辛いですね。最奥の車を撮ろうとすると手前にある車が気になって、カメラを持った手を伸ばしたりが厳しいです。望遠付きのカメラならなんとかなるんでしょうけど・・・・。ひな壇だったらうれしいのですが・・・。


370Zでしょうか。特に気にとまったのがボディーの塗色。茶色というか赤茶というか渋めのメタリックでした。このような色に仕上げるには結構難しいものがあったと思います。



アルファードです。カーモデラーでもミニバンはちょっと・・・って方もいますが、私は好きです。所帯じみているとか、スポーツカーじゃないんだから改造したって・・・そんなのはいんんです、好きなら。
黒のボディーにメッキラインがとてもいいアクセントになっています。ートリムのメッキも個人的はとてもグッドでした。

最後に、会場では自分の作品と一緒に写真を撮っていただけるというサービス?があり、近くのハセガワの社員の方に声をかけたところ、「ご自由にどうぞ」とのお返事・・・。どうも展示物の写真を撮ってよいのかと尋ねられたと思われたようです。
もう一度、近くに掲示してあった「出品者の方は作品と一緒に記念撮影します」←確かそんなようなニュアンスが表記されていた。を差して説明したところ、カメラを持ったハセガワの社員の方が見えて記念撮影と相成りました。
ハセガワの社員の方に自分の作品を告げたところ、社内選考ではとても評判がよかったとのお声をいただき、とてもうれしかったです。

2009年12月13日日曜日

JMC大阪 2009 その1

JMCとは、Joyful Modellers' Convention の略で、株式会社ハセガワが主催する組織です。年一回の作品展示会があります。
前から作品展に興味がありましたが、なかなか行動に移せずにいました。
そんな中、馴染みにさせていただいている模型店の主人の勧めで、今年からJMCに入会し、初参加したところ、「マスターズ賞」をいただきました。
賞の発表は、11月7日の東京会場で行われましたが、遠くて行けませんでした。
少しでも早く結果が知りたくて、ネットで探しました。でも、作品展に行かれた方のレポートはいくつかのblogで見つけましたが、飛行機かAFVばかり…ハセガワの主力は飛行機でしょうから、致し方ない、と言えばそうなんでしょう。
ところが偶然にもツィーターで中継されている方(Limahl リマールさんとお呼びします。)を発見、その方の記事により知ることとなりました。

さて、この作品展は、東京が終わって約一ヵ月後に大阪でもありまして、新幹線を使い行ってきました。
大阪会場は、大阪城の近くです。偶然にもこんなトラックを発見




こちら側は、地味ですね。反対側はこんな感じ。




永ちゃんです。大阪城ホールでコンサートがあるようです。

ちょっと進むとこんな看板を発見



この後入口直近にも同じく看板がありました。親切ですね。

2009年12月8日火曜日

アルプスのプリンターについて

昨日7日は、二十四節気の「大雪」でした。雪と言えば、今年も降雪が少なく、寒さも厳しくなく、各地のスキー場は営業もままならないとか。
個人的には、普通に暮らすには雪がなくて暖かいのはありがたいことです。
ちなみに「大雪」は、「たいせつ」と読みます。「おおゆき」ではありませんので念のため。


さて、タイトルこそ違いますが、これからご紹介することも「オートモデラーの集い」の会場で見聞きしたネタです。
まずはこちらを…。





実は昨年もこのイベントで、アルプスのプリンターでデカールの作成をデモされている方をお見かけしまして、お声がけしましたところ色々な機能を紹介され、一目惚れしてMD5500を買ってしまいました。
ほとんどの方はご存知と思いますが、このプリンターはメーカー直販で単一モデル、ワンプライスと言うもので、他の選択の余地はありません。
ヤフオクに出品があるものの、現行機種でしたら、中古とは思えない、非常に高価な価格で落札されています。ですからリスクを伴ってまで、中古に手を出すのはもったいないと思いました。

今年もアルプスのプリンターでデカールの作成をデモされている方にお会いし、写真のカラーチャートを含め、ネットの掲示板等に掲載されている不具合の対処方法をプリントアウトしたもの、カートリッジに貼る色認識タグ(正確には何と言うかわかりません。)を無料でいただきました。
他にも失敗の少ないフラッシュシルバーの打ち出し方などをご教授いただき、ためになることが満載でした。





これがそのタグです。使用済みのカートリッジがたくさんあるパワーユーザーなら不要でしょうが、まだカートリッジを一本も使い切っていない者からすればとてもありがたい品です。
ちなみに、このタグは、アルプスとの互換機種があるOKI用のカートリッジに貼りつけて認識させるものです。OKI用にはアルプスにはない特色グリーンやレッド等があり、塗り重ねて色を表現させるには、とっても役に立つものです。






いただいたCDにデータが入っていて、カラーチャートを印刷する手順(リボンの塗り重ねる順番)なんてものまで入っており、まさに至れり尽くせりの親切さ。ご自身は、アルプスのプリンターが生産中止ならないための普及活動と仰っていましたが、草の根運動の成果が身を結ぶことを影ながら応援したいと思いました。

2009年12月6日日曜日

オートモデラーの集いin名古屋2009 その7

このタイトルは、これで最後にします。



車種は全くわかりませんが、他のblogを拝見するに、どうも多々の部品の組み合わせだとか。色も落ち着いた感じで中々センスよくまとまっています。





ケーニッヒのようなこのプロポーションに感動しました。フェンダーの張り出しが大きい分、取って付けたような不自然さや浮いた感じになりがちですが、この作品は、リヤまでの自然な流れに全く嫌味を感じません。





展示会の模様や作品を紹介している他のblogを見てよく思いましたが、紹介できない(しない)作品も決して出来が良くない作品と言うわけではありません。
そのblogのオーナーの趣向に合うか、若しくは、何らかのお知り合い等のおつき合いによるものだったりします。
自分の作品が他のblogやホームページ、まして本の一部でも紹介されていれば、嬉しいのは皆一緒です。中途半端な紹介で結びとしたことを申し訳なく思います。

生意気な品評等入れましたが、楽しく作る、自分の思いが形になっていることを強く感じました。皆様お疲れ様でした。