2011年4月3日日曜日

フジミ ポルシェ911GT3R「初音ミク X GSRポルシェ」 Type B 製作記 その3

4月になり新たな一歩、新たな旅立ちを迎えた方もいらっしゃると思います。
世間では未曾有の災害や環境汚染等心を痛めることが多く、これから先の状況が想像しにくいですが、苦難の先には明るい未来、希望に満ちた未来が訪れることを信じていたいと思います。

パーツ切り出しや加工が終わったので組み立てへと進めたいと思いますが、まずはプラモデル製作のセオリーである仮組みによるプロポーションの確認をしてみます。

全体のプロポーションはなかなか良いです。
前輪は気持ちフェンダーよりはみ出してて、逆に後輪は奥に引っ込んでいるのが気がかりです。足回りは要調整です。

タイヤの位置はほぼフェンダーの中心に位置しています。
車高も問題ありません。
タイヤのサイドウォールはレースカーならこれぐらいの厚みはあるのではないかと思います。
もちろんロープロファイルタイヤの装着も模型的には格好はよく見えるでしょう。


シャーシの部分です。この角度から見ると前輪がフェンダーから気持ちはみ出ているのがわかります。
フロントスポイラーのダクトを開口したことで、フロントスポイラーのダクトの背面にあったボディー固定部品も切り飛ばしてしまい、ボディーとの固定ができなくなっていますが、フロントのアンダーフロアで最後にボディーを固定してしまえばボディーとシャーシとの固定は可能であることがわかります。

仮組みはここまでで、以下製作に移ります。

シャーシは全面をゼミグロスブラックの塗装が指定されていますが、実車でタイヤを外してジャッキアツプしている写真を見る限りボディー色(ホワイト)のように思えたので塗り分けを行いました。
塗り分けても完成時に見えない部分ですが、キットではシャーシがきちんと造作されているのでここは敬意を払い塗り分けたと無理やり理由付けします。

フロントのアンダーフロアーとリヤディフューザーは色の変化をつけるために自家製のカーボンブラックで塗装しました。
以前はスタジオ27のカーボンデカールを貼っていましたが、スタジオ27のカーボンデカールと同じ色(ブラックよりもダークメタリックに近い色)に調合し塗装するだけでも雰囲気がでることがわかり、それ以来お気軽に済ませたいところは調色したものを使っています。

調色レシピはフィニッシャーズのカーボンブラックマットを7に対してファインシルバーを3で調色したものです。もともとカーボンブラックマットにはシルバーが含まれていますが、さらにシルバーを増やすことでシルバーの粒子が細かい模様のように見えるのを狙ったものです。
(色の感覚はあくまで私的な感覚なので個人差があることをご了解ください。)


左側に光っている部分が調色したカーボンブラックで、艶のない部分はゼミグロスブラックです。


キットはGT300クラスに参戦していた実車と比べてデカールが不足しています。特にスーパーGTとのライセンス上で問題になったであろうカーナンバーやフロントウインドウステッカーは目立つもので何とか再現したいと考えました。(逆に言えば目立たないところは適当に・・・と思っています。)

カーナンバーは蛍光のオレンジや山吹色などの配色でアルプスMD-5500では表現が非常に難しいこともあり、流用できるものがないか探していたところ、SHUNKOのZona430(フェラーリーF430)用のデカール使えそうなことがわかりました。他にトミカZ(フェアレディーZ)も流用できそうですがこちらはどこにも売っていなくて諦めました。
実車のフロントウインドウステッカーには他に「PORSCHE」(白地に黒文字)が貼られていますので、こちらはMD-5500で自作します。

タイヤのサイドウォールには「Hankook」の文字がありますが、こちらはどうしましょうか・・・?今のところエッチングで自作ステンシルを作るしかなさそうです。
   
  

4 件のコメント:

  1. 始めまして。

    いつも為になるすばらしい情報ありがとうございます。

    h​a​l​t​i​c​a​様がミクポルの不足デカール UPして頂いてますのでご参考になれば幸いです。

    http://blogs.yahoo.co.jp/haltica_craftsman


    質問宜しいでしょうか?
    「nax20LX」のウレタンクリアですが硬すぎて研ぎ出しがしにくいと書いていらっしゃる方がいますが実際はどの様でしょうか?

    宜しくお願い致します。

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  2. コメントありがとうございます。

    ご紹介いただいたサイトのデータ、本当に助かります。さっそく使わせていただきます。作者様にもお礼を申し上げなくてはいけませんね。
    これだけのデータが入手できたら、あとはタイヤステンシルは何とか自力でやらなくては・・・。

    「nax20LX」のお尋ねですが、フィニッシャーズや精密屋、ロックペイントに比べて特に研ぎ出しがしにくいという印象はありません。(あくまでも個人的な感覚です。)
    研ぎ出しの時は、コバックスの耐水ペーパーの1500番から始めますが、結構いつまでもサクサク感が続きおすすめです。(目づまりし難く、曲げに対しても柔軟性があります。)
    ペーパーの種類との組み合わせで硬い面でも苦にならないのかもしれませんね。

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  3. ご返答ありがとうございます。

    たいへん参考になりました。
    今度このウレタン使ってみたいと思います。
    耐水ペーパーも。

    h​a​l​t​i​c​a​様がまたタイヤのデカールも追加でUPされてますよ。

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  4. あれからタイヤデカールとウエイトハンディーのデカールを公開していただけました。
    作者様にはメールでお礼を述べたとともにご情報をいただけました貴殿にも深く感謝します。

    「nax20LX」のウレタンクリアが貴殿にとって素晴らしい仕上がりになることをお祈りしております。

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