2010年12月4日土曜日

ハセガワ トヨタ2000GT 製作記 その2

ボディーの加工をします。

製作の順番としてボディーのオーバーフェンダーの状況を見ながらホイールのリム幅やトレッドを決めていきましのたで、厳密に言えばホイール加工よりボディーの加工の方が先でした。

オーバーフェンダーはジャンクパーツより既製のものを流用しました。
ビス止めのオーバーフェンダーにすると格好いいなと思いつつ、リヤのオーバーフェンダーのボリュームが少なめなので、再びエポキシパテを盛って加工してしまうことになります。
その模様は別の行程でご覧いただきます。


フロント部分のヘッドライトは、タミヤR35カルソニックスカイラインの部品を流用し加工します。
電飾はしませんが、一応光軸を気にしながらの位置あわせをしています。
ボンネットの形状もライト部分の加工に伴い変えてしまうので、スジ彫りはパテで埋めておきます。


タミヤのエポキシパテ(速硬化タイプ)を使い修正していきます。
このパテは、硬化までの程よい加工可能時間と硬化後の表面の滑らかさが気に入っています。模型店で入手しやすいというのもポイントです。


加工中は手やヘラにエポキシパテが付かないように一般には水を指につけながらエポキシパテを練る・・・となるのですが、水を使うより薬局等で売っている「白色ワセリン」を使う方が簡単なのでおすすめです。

この白色ワセリンは、主の用途として手足のヒビ、アカギレ、皮膚の荒れ、皮膚の保護です。
乾燥するこの季節、おじさんの肌の養生にもピッタリの品です。
他にはシリコン型の離型剤、エアブラシの擦動部などへ利用もでき用途は多様です。写真は50グラムのものですが、500グラムのボトルも1000円前後で販売されていますので、使う頻度が多いときはボトルでの購入が良さそうです。

さて、ワセリンをヘラの先に薄くつけてエポキシパテの表面を優しく撫でると艶を伴った平滑な面が得られます。滑らかな表面を作っておくと硬化後の加工も楽になるのでおすすめです。ワセリンとともにエポキシパテを練り込むと硬化障害になりそうですが、意外にもそんなことはありません。

寒いこの時期エポキシパテが非常に固くなって練りにくくなっています。力業で練り込んでしまう猛者もいるでしょうが、使う前にドライヤー等で暖めておくと、柔らかくなって扱いやすくなります。

 
 

6 件のコメント:

  1. blue_9000さん こんにちは!
    エポパテの使用時にワセリンが良いなんて知りませんでした。
    私のようなミリタリー物もパテを多用しますので、非常に勉強になりました。
    これからも色々教えて下さいネ!!

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  2. 私もおじさんなんで模型触っている手の甲のシワを見るたびに
    年とったなー。と思ってしまいます。
    私は高精細タイプを愛用しています。最近切り換えました。
    コネコネした後60度くらいのお湯に一度つけてふにゃりとしたあと押し付けます。

    CR-Xのウインドウネタ。当ブログのコメントに付けました。
    やはり平面ガラスのようです。

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  3. コウさん
    メンタムもいいらしいですが、臭いがちょっと・・・。
    ワセリンは無色無臭なのでいいと思います。手に付いた分は保湿成分としてそのままいけますし、シンナーで荒れた手にも優しく作用します。

    貴殿のダイオラマの記事、とても楽しみにそして勉強させていただいております。

    こちらこそ、いろいろ教えてくださいね。

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  4. たかととさん

    そうそう、手とか首筋って歳を感じる部分ですよね。
    お湯につけての方法、なるほどです!いろいろ工夫されているんですね。

    CR-Xの件は了解です。非常に丁寧に解説いただいて助かりました。やっぱり私自身ちょっと勘違いしていた部位がありました。お恥ずかしい限りです。

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  5. blue_9000さん こんばんは。

    いつも巣穴ができるのを嫌ってラッカーパテばかり使っているので
    ワセリンを使うとは初耳でした。

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  6. おーにーまんさん

    こんばんは。他にメンソレータムを使われる方もいらっしゃるようですが、グラムあたりの単価は白色ワセリンの方がかなり安いです。いずれも手荒れなどの本来の目的に使えますので一家に一つはあると便利そうです。

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