2010年3月2日火曜日

タミヤAXIAスカイライン製作記 その5

「その3」の冒頭でちょっと書きましたが、フロントウインドの上部の帯に貼ったデカールが割れた経緯です。

某模型店のコンテスト締め切りまであと一週間でした。フロントウインドの上部にデカールを貼ることをうっかり忘れていました。急遽残り一週間の逆算で、クリアーコートして、研ぎ出し、完成とする計画を立てました。当たり前ですが乾燥時間が大幅に短縮され作業しなければなりません・・・。
クリアコートの方法として、ウレタンクリアを使えば、乾燥時間はかなり短縮できます。しかし、クリアパーツにウレタンクリアを塗装すれば、ほぼ確実にスリガラスのように白濁したクリアパーツ?になるのは明らかです。やはり、ここはクリアパーツを侵さないクレオスのスーパークリア3と同シンナーがもっとも手堅い方法と考えられました。

ここでクリアコートを考え無ければまったく日程には無理はありませんでした。ただ、完成後の保存について考えるとクリアコートしてないデカールはかなりヤバい(ボロボロになって剥がれることがある。)ことになりそう・・・というのが心のどこかに引っかかって、前述のクレオスのスーパークリア3と同シンナーで塗装を決行してしまいました。


結果はご覧のとおり・・・涙 (注:黄色いマスキングテープは裏面にクリアの塗装が回り込まないためものです。)

確かにデカールを貼ったところまで順調でした・・・。一応デカールの乾燥に3日をかけてクリアコートは万全とはいかないまでも、かなり良好に行くはずでした・・・が・・・。

乾燥研ぎ出しまでの時間を考えると、段階的クリアコートを塗装するのは無理でした。デカールを馴染ませるためにシンナー多めのクリアを塗装したあとは、いきなりドバ吹き・・・。

クリアコート自体は、思いの他うまくいったのですが、乾燥する毎に上部の写真のようなひび割れと縮みが発生。もうどうしようもありません。

デカールが割れたり、縮んだりというのは、乾燥やクリアの間隔を多くとっても、デカールの状態やら貼り付けが甘かったときには発生するものです。そんなときは、リカバリーが大切なわけで・・・。


二日間乾燥させて、デカールが割れている部分を注意深く研ぎ出しし、目立たなくなるまで研ぎ出しの作業を続けます。

その後帯の色に合わせたスカイブルーを色ノ源(ブルー)で調色し、シンナーで薄く薄めて、最初はドライブラシの要領で塗料がのるかのらないかぐらいでタッチアップしていきます。塗料はタッチアップする毎にエアーブローを入れて必ず乾燥させます。

何度も丁寧に手順を踏めば、上部の写真のとおり目だたなくなりました。多少の筆ムラは問題ありません。ただし色むらは問題ありますが・・・。

最後にクリアコートすればご覧のとおり。目立たなくなりましたね。

通常はこれで、めでたし、めでたし、となるわけですが・・・結局またひび割れが発生。これ以上時間をかけても「修正」→「ひび割れ」のスパイラルになりそうなので、もう見てみない振りして次の作業にかかります。

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