2010年1月26日火曜日

タミヤAXIAスカイライン製作記 その2

しばらく中断していた製作なのですが、ボチボチ始めています。とは言え、今回の製作記は昨年撮ったもので、文面として起こすまでに時間がかかったものです。

室内部分です。主にセンターコンソールからリヤに向けての配線を追加してあります。
このような配線は黒やダークグレーのイメージがあるのですが、実写の写真を見ると住宅の屋根裏に転がしているような屋内配線に見えたので、明るいグレー(明灰白色)で塗装してあります。

この配線は、ハンダの0.8ミリを使用しています。このハンダは、ホームセンターで簡単に手に入りますし、何よりも柔らかいために曲げに柔軟に対応します。ただし、洋白線や真ちゅう線のように強度はありせん。
ハンダは金属ですから、クレオスやフィニッシャーズといったアクリルラッカー塗料を塗装する場合は、必ずメタルプライマーを下地に塗装する必要があります。


ダッシュボードの真ん中にキルスイッチ(黄色の枠に赤いハンドルがある部分)もアクセントで作りました。
この部分も強度が必要ではないので、つり道具用の板おもり(0.14ミリの鉛板)をデザインナイフで切り出して形成しました。0.14ミリの鉛板ともなると紙に近い感覚で加工ができるので、とても重宝します。

シートベルトは、バックルなどの部分は「スタジオ27」のものを使用していますが、ベルトの部分は前述の鉛板(0.14ミリ)を切り出して、ブリリアントブルーで塗装をしてあります。
サテンで再現される方もあるようですが、編み目が1/24スケールではちょっとオーバースケールに思えるために私は鉛板で表現をします。(このあたりの感覚は人それぞれなので、サテンでの表現やシートベルトセットに入っている生地を使うのもありかと思います。)
鉛板でしたらシートベルトの微妙なたわみ等も表現できてとてもよいです。
ベルト部分は、仕上げにつや消しでトーンを落とすと繊維のような雰囲気になります。

こちらの写真の方がダッシュボードの真ん中にあるキルスイッチの感じがつかめると思います。
シートベルトのリヤ側の端部は概ね写真のような始末になっているようです。

2010年1月25日月曜日

ASUS EN8500GT

パソコンの修理で約1週間ドッグ入りでした。
ショップブランドのパソコンなのですが、ビデオカードがASUSの「EN8500GT」という、ネーミングだけなら大排気量のスポーツカーを想起させるものが原因によるものでした。
この「EN8500GT」は、昨年の4月に内蔵のコンデンサーが破裂して、煙を吐いて昇天し、修理を出したもので、良品に変わったものの、その対策品の中にもコンデンサーが破裂するものがある・・・とのアナウンスでドック入りしました。今回は、安全のために同等品と交換ですが、同じ箇所が2回も不具合というのは信じがたいものがありました。
2回目ということで、迷惑に対するお詫びにASUS製のヘッドホンがサービスでついてきました。ASUSってマザーボードのイメージが強いのですが、ヘッドホンも作っているのですね。



普通の密閉型ヘッドホンでした。ネットで調べても該当がありませんでしたので、どこかでOEMで販売されているものかもしれません。iPhoneに繋いでみましたが、音はちょっと固めです。しばらく使えばこなれてくるような気がします。
ただ、なぜお詫びがヘッドホンだったのかわかりません。私的には、ビデオカードをグレードアップしてくれた方がどれだけよかったかと思います。

2010年1月9日土曜日

タミヤ カルソニック IMPUL GT-R(R35)

2010年となりました。
現在、模型の製作はちょっとお休みで、ブログに掲載する見栄の良い写真はどうすればよいか思案中です。
と言うのも、ブログを開始した当初は、IPhoneを使って製作に支障のないようにユルくブログを作成する予定でありましたが、見応えのあるブログやホームページを拝見するに、掲載されている写真の色合いやピントがしっかりと捉えられていて、作品が引き立っていることを感じるようになりました。模型は作った後も飾る楽しさがあると前々回のブログでも書いたとおり、飾る楽しさが、ブログで美しく魅せることと同じだと思うようになりました。写真という分野は、今まで記録や記念に撮るという目的でしかありませんでしたが、これを機会に少しずつレベルアップを図ってみたいと思います。

それでは、以前製作した作品を紹介します。



外装は、タミヤ純正のエッチングパーツを追加したぐらいです。このエッチングパーツ、タイヤテンプレートまでついおり、タイヤのサイドウォールがリアルに表現できます。タイヤテンプレートは、まず、タイヤのサイドの部分をエナメルシンナーで脱脂し、その後、通常の塗装より薄めに溶いたエナメルのつや消しホワイトを何度も重ねるとうまく決まります。エナメルですから失敗してもふき取れば、タイヤのゴムを侵すことが少ないので、うまく決まるまで何度もやり直しができます。

個人的にはワイパーのブレードの部分もエッチングで再現して欲しかったと思います。ワイパーの軸の部分は元々のプラですが、ブレード付近はモデラーズのエッチングワイパーを利用しています。

ロールバーのAピラー付近は、軽量化のためか実写は4つの穴が開いているのですが、キットではなぜか省略されています。この部分は、完成後もバッチリ見える場所ですから、穴をあけて再現するとリアルになります。


フロントスポイラー、サイドステップや側面下回りの部分はARTA NSX と同様にスタジオ27のカーボンデカールを貼り付けてあります。



テールライトの部品は赤い部分と透明の部分が別パーツになっており、塗り分けの手間がいりません。最近のキットはこのように色分けされているようですが、ことクリアパーツではありがたいと思います。
ルーフのパーツはフロントウインドーまで一体のメッキパーツです。塗装でメッキ表現を再現するのはとても難しいので、メッキが施されているのはとてもうれしい配慮ですが、なぜかこのメッキがとても薄いというか、表面にクリアがなされていないのか、手で触るだけで傷がつきます。
外装でしかも天井付近は、完成後もよく目に付くので、多少触ったぐらいでは傷が付かないようにメーカー側で配慮いただけたらと思います。
一番いいのは、キットを買って袋から開封した時点でメッキの上にクリアを塗装するのがよいと思います。ただし、フィニッシャーズのオートクリアでは溶けてしまいますので、クレオスのスーパークリア3をMr.カラーの薄め液で溶いたものでコートします。この時点でのクリアコートは表面の光沢は必要ありませんので、砂吹き程度で表面が曇っていてもかまいません。(最後にクリアコートするときに艶がでるようにすればよい。) ちなみに私はこの仕上げのクリアコートはウレタンクリアで行いましたが、メッキが溶けてしまうことはありませんでした。

ループの部分は、キットのままのようなフロントウインドーからリアウインドーまで全てメッキの仕様もシーズン中に存在します。キットではルーフの天井付近はボディー色を塗装するように指示されいます。キットのとおりに仕上げるようであれば、天井付近のボディ色を塗る部分は、エッチングソーで切り離してメッキを「キッチンハイター」で除去した方がよいと思われます。


デカール貼り付けについて、私だけかもしれませんが、ボンネットのエアダム付近の指示がややこしくて困りました。
組み立て説明書の9番で20~25のデカールを貼り付けますが、このタイミングで、77や78も貼り付ければよいものの、巻末のマーキング指示のページでしか記されていません。私は77、78より先に104のカーナンバー「12」を貼り付けてしまい、アフターでデカールを請求して張り直す羽目になりました。(貼る順番があるということです。) 常識かもしれませんが、特に指示が無い限り、小さい数字のナンバーのデカールから貼り付けるのがよいと思いました。

ボディーカラーはタミヤの指定色ブリリアントブルー(TS-44)をスプレー缶から取り出しエアブラシで塗装してあります。ブリリアントブルーは塗装前にしっかり攪拌しないと斑になるので注意が必要です。また、タミヤのアクリルラッカー系(一般塗料のラッカーと分けるためにこのような表現をしています。模型店では普通にラッカー系で通用します。)ですから、あとからエナメルでスミ入れを行うと表面の色落ちがありますので、スミ入れ行う前にクリアコートが必要になります。

最後になりますが、グーグルの検索で、たまたまお越しいただく方もありまして、拙作なブログで申し訳ない次第です。