急に寒さがやってきました。北海道や東北では初雪の便り。
ところが台風の週末の進路は本州向き・・・。けっこうややこしい気象状況です。
さて、製作記でお伝えしていた「CADILLAC ESCALADE」の完成写真をお伝えします。
透明アクリル板をスペーサーで底上げし作品を一段浮かしてあります。
ディスプレー台には、オートバックスのメーター売りで買ったカーボン調のシールを貼り付け、その上にはフイルムラベルを貼り付け・・・下地のカーボン調シールの影響でラベルの文字が沈んで見えます。作品を引き立たせるには正解なのかもしれませんが、お祝いのラベルと考えるともう少し目立ってもいいかもしれません・・・。
リヤとサイドのプレート「ESCALADE」はエッチングパーツによるものですが、遠巻きに見ると光っていい感じに見えます。ちょっとだけ、サイズが大きい気もしますが、雰囲気ということで・・・。
初めての自作エッチングパーツでしたが、サイドビューにキラリ、と狙った感じは表現できたと自画自賛しています・・・ディテールアップになったか、ならなかったかはご覧になった方の判断にお任せします。
なんだかんだと言いながら、組みやすい良いキットでした。
2010年10月29日金曜日
2010年10月14日木曜日
レベル CADILLAC ESCALADE 製作記 その4
月イチ更新の様相を呈しています・・・完成していたはずのJMC作品の塗装に問題が出て、急遽下地からやり直しをしなくてはならなくなり、やっとのこと作品送付の3日前になんとか修復完了したのもつかの間、今度はパソコンのファイルシステムがクラッシュして再インストールをしたりとなんだか受難続きです。
ま、ものは考えようでこんな時こそ困難を乗り切るために良いアイデアや知識が得られるものです。・・・実際にいろいろなことを発見し、時間の無駄にならなかったとに気づく今日この頃です。
さて、唐突に下回りの完成写真・・・ちなみに塗り分けは適当です。
続いて室内の完成写真・・・運転席と助手席だけにシートベルトとキャッチャーを追加しました。2列目以降はウインドーガラスがほとんどスモークなので、外観からは見えないことからの手抜きです・・・。
プレゼントでなので、こんなフイルムラベルを作成。一見白のラベルに見えるのですが、実は台紙だけで、透明のラベルなのです。
実際に貼ってみて、白地の方が栄えたのではないかと完成後に気づくこととなります。
ディスプレイケースに一工夫したいがためにこんなものを購入しました。
次回の完成写真で明らかになります・・・というか、もう一段下駄を履かすようにするだけですけど・・・。
研ぎ出し、つや出しまでの行程をもっと短縮して、かつ、高い効果を得られないかとの考えから、最終工程はこの仕上げ剤を新たに使いました。
黒の塗装ですから、かなりシビアな要求がかかりますので、テストには最適かと思い今回の敢行となりました。
液体の色はこのような灰色で粘性のあるものです。ノンシリコンノンワックスですので、仕上げ後も塗装が可能です。(仕上げの後には塗装はしませんが・・・。)
お決まりのデスクライトの反射状況を撮影。周りを覆わなかったために部屋の棚などが写り込み過ぎています・・・。
仕上げ剤を使った感じはとても良好で細かな傷による曇りや斑もなく、非常に良好な感触を得ました。
ちなみにこのときの研ぎ出し、仕上げまでの行程は・・・
1.コバックス 耐水ペーパー ネクスト P1500
2.コバックス 耐水ペーパー ネクスト P2000
3.3M 5978 ウルトラカット・2-L
4.3M 5989 ウルトラフィニッシュ
です。
ま、ものは考えようでこんな時こそ困難を乗り切るために良いアイデアや知識が得られるものです。・・・実際にいろいろなことを発見し、時間の無駄にならなかったとに気づく今日この頃です。
さて、唐突に下回りの完成写真・・・ちなみに塗り分けは適当です。
続いて室内の完成写真・・・運転席と助手席だけにシートベルトとキャッチャーを追加しました。2列目以降はウインドーガラスがほとんどスモークなので、外観からは見えないことからの手抜きです・・・。
プレゼントでなので、こんなフイルムラベルを作成。一見白のラベルに見えるのですが、実は台紙だけで、透明のラベルなのです。
実際に貼ってみて、白地の方が栄えたのではないかと完成後に気づくこととなります。
ディスプレイケースに一工夫したいがためにこんなものを購入しました。
次回の完成写真で明らかになります・・・というか、もう一段下駄を履かすようにするだけですけど・・・。
研ぎ出し、つや出しまでの行程をもっと短縮して、かつ、高い効果を得られないかとの考えから、最終工程はこの仕上げ剤を新たに使いました。
黒の塗装ですから、かなりシビアな要求がかかりますので、テストには最適かと思い今回の敢行となりました。
液体の色はこのような灰色で粘性のあるものです。ノンシリコンノンワックスですので、仕上げ後も塗装が可能です。(仕上げの後には塗装はしませんが・・・。)
お決まりのデスクライトの反射状況を撮影。周りを覆わなかったために部屋の棚などが写り込み過ぎています・・・。
仕上げ剤を使った感じはとても良好で細かな傷による曇りや斑もなく、非常に良好な感触を得ました。
ちなみにこのときの研ぎ出し、仕上げまでの行程は・・・
1.コバックス 耐水ペーパー ネクスト P1500
2.コバックス 耐水ペーパー ネクスト P2000
3.3M 5978 ウルトラカット・2-L
4.3M 5989 ウルトラフィニッシュ
です。
2010年9月20日月曜日
レベル CADILLAC ESCALADE 製作記 その3
久しぶりの更新です。前回の記事ではJMCのエントリーにギリギリ間に合うか・・・ってところでしたが、何とかなりました。
そんなドタバタの奮闘はさておき、17日の木曜日に「第一次セレクション合格」の封筒が届きました。
今後は期日までに作品をハセガワに送り込むわけですが、この先どんな結果になるのか楽しみです。
さて、CADILLAC ESCALADE の足回りを組みました。ゴールドに塗装したブレーキキャリパーがホイルの間からチラリと見えていい感じです。
これから唐突にご紹介するのが、今回の製作でどうしてもトライしたかったこと・・・エッチングパーツの自作。
ネットでググると結構たくさんの人がトライしています。
前々からエッチングパーツは、精密感、スケール感を高めるために使っていたのですが、専用品は一部のものに限られており、汎用品では表現できない部分もあり、残念に思うことがありました。
今回エッチングで置き換えようと思っているのはサイドとリアのエンブレム。ボディーに凸で表現されており、塗装、研ぎ出しで邪魔になるために削り飛ばす必要がありました。
最初は、アルプス社製のMD-5500のプリンターでフラッシュシルバーを使い自作デカールを作ったのですが、残念なことにクリアコートすると細かくシルバーの部分が割れてしまいNG。そのような理由からも自作エッチングの道を選択したわけです。(そんなたいそうな理由ではありませんが・・・)
このような原画を用意しました。後述しますが、この原画はエッチングするときに非常に効率が悪く、一部に失敗があります。
この段階ではまだ、そのような事は分かっていなかったということで・・・・ご容赦を。後ほどその原因を文中に書いていきます。
また、紙の質や印刷機器の選択も非常に重要で、印刷機器はレーザープリンター、紙はインクジェットプリンタ用紙で「スーパーファイン」とか「コート紙」と記述のある紙を使用します。
参考にさせていただいたブログやホームページは・・・
■ 闇鍋模型アーカイヴス http://yamimoarch.shikisokuzekuu.net/
■ Urotake's Modeling Blog うろたけのモデリングブログ http://urotake.livedoor.biz/archives/775041.html
いずれも「F式」と呼ばれる方法です。エッチングで一番面倒と思われる原画を基盤に感光する部分が必要無く、このアイデアを思いつかれた方に感謝します。
原画はアドビのイラストレーターで作画しました。別にソフトは、イラストレーターでなければいけないことはありません。
ドロー系のソフトであればOKです。ドロー系のフリーソフトでは、「Inkscape」がおすすめです。
原画は正像と鏡像を左右もしくは上下対象に配置する必要があります。
このように折り曲げて、転写する洋白板を挟み込みます。洋白板の厚みは0.1ミリを使用します。
板は真鍮板でもOKですが、アルミ板はエッチング液で腐食させるときに盛大に反応して危険とのことで使用は不可です。
ただ、0.1ミリ厚の洋白板にしても真鍮板にしてもホームセンターでは売っていませんでした。東急ハンズにもあるようですが、確実なのは通販です。amazonで「洋白板」を検索するとヒットします。
この原画を洋白板に貼り付けるときに両面が’’ずれない’’ことも非常に重要な部分です。
黒の部分が、エッチング液で腐食させたときに残る部分です。黒枠の部分にも「CADILLAC ESCALADE」の文字がありますが、これは片面だけなので、腐食後は凹になって残ります。
実は黒枠に記してある文字は鏡像でないと、できあがりで文字が反対になって完成してしまいます。これが一部の失敗の部分。ただ、黒枠の部分は使いませんので、実害はありませんでした。
それでは、実際に洋白板に作画を転写していきましょう。
まずは、洋白板の表面の酸化した皮膜を除去します。耐水ペーパーの400番から1000番相当で磨くそうですが、以前ご紹介したKOVAXの「スーパーアシレックス レモン #800」を使用しました。不均衡な傷も付かずになかなかうまい具合で表面の処理ができました。
仕上げは、表面をシンナーで脱脂します。
原画を両面ずれないように洋白板に貼ったのちラミネーターに通します。
ラミネーターに通す理由は、原画のインクジェット紙に印刷されたトナーを洋白板に熱転写することです。
ラミネーターの種類は最高温度が150度から180度になるものがよいそうです。
ラミネーターには3回通しました。
どれくらい通せばよいのかはっきりしませんが、インクジェット紙に付着したトナーが洋白板に転写されるということは、インクジェット紙と洋白板がしっかり固着していればいいだろうとの判断で3回目でOKかな・・・と言う感じ。ほとんど目分量です。
途中ではインクジェット紙を絶対にめくってはいけません。これはお約束です。このあたりは鶴の恩返しと同じことですね。
転写が終わったら素早く水の中へ。冷却の意味ではなく、洋白板に固着したであろうインクジェット紙を水でふやかして除去するためです。
洋白板にトナーがうまく転写されていると、ご覧のようなトナーの部分以外が水でふやけてきます。
インクジェット紙の全体が均一にふやけるようであればかなりの確率で失敗です。
インクジェット紙がふやけるまでしばらく水につけておきます。ふやけたインクジェット紙は簡単に手で剥がせます。
それでも一部の繊維が残りますので、指の腹で優しくしごきます。あまり強く行うと転写されたトナーまで剥がれてくるので注意しましょう。
ご覧のような感じで転写ができました。写真では転写されたトナーが黒々写っていますが、しばらくすると灰色っぽくなりますが、これは問題ありません。
ここまでは特に苦労することはありませんでした。前述したブログを熟読されれば楽勝だと思います。
片面しか写っていませんが、ちゃんと両面に転写してあります。写真では2セット分が転写されています。
これからは、いよいよエッチング作業です。エッチング液を用意し、エッチング液をヒーターで40度くらいに温めます。(エッチング液を加熱のために直接鍋で熱してはいけません。ヒーターによる加熱をしない場合は、エッチング液の入った容器をお湯で温める方法があります。)
エッチングは全く初めてで見当も付かなかったので、「サンハヤト」から販売されているプリント基盤作製用のものを使いました。
一度行った感じでは、エッチング液は代用が浮かびませんが、エッチングを入れる容器は2リットルのペットボトルをブッた切ったもので十分でした。
エッチング液を適温にするために湯煎する方法もありますが、手間を惜しむなら保温用のヒーターはあった方が便利かなと思います。
エッチングはエッチングする物を立てて行った方がうまくいくようです。このような理由から容器は平べったいトレイのものより、深さのある容器を選ぶことになります。
ただ、エッチングする物を立てても腐食は均一に進まず、下の方から腐食が進んでいきます。時々上下を入れ替えないと腐食が一部に強く出てしまい失敗の恐れがあります。
エッチング液の温度により腐食の進行時間はまちまちのようです。時々引き上げたりして状態を確認します。
よい具合に腐食が進行して、腐食を終わらせたい時は容器から洋白板を取り出し重曹水につけ中和させます。
エッチング液と重曹水が反応して泡がでます。泡がでなくなったら終了です。水だけでは浸食の反応は止まらないようです。
重曹は、100均でも扱いがありますし、薬局でも手に入ります。
ちなみに重曹は、洗濯の時の洗剤の代わりやゴミ箱の脱臭、鍋の焦げ落とし、キッチンのしつこい汚れ落としなど多様な用途があるとパッケージに書いてありました。なかなか万能ですね。
表面にトナーが残りますので、シンナー等を筆に付けて優しく擦り除去します。
表裏のズレもなく初めてとしてはまずまずかと思います。
反省点は、文字以外の不要部分を腐食させる面積が多くて、腐食時間が長くかかってしまい、本来腐食してはいけない部分の文字の表面が不均一に荒れてしてしまいました。
溶かす部分はもっと小さくなるように、作例の場合は、文字の外枠の腐食部分を最小に留めるべきでした。
腐食時間が長かったため表面が荒れていますので、洋白板の枠から切り離し、ペーパーパレットの台紙に木工用ボンド貼り付けます。
その後丁寧に表面を耐水ペーパーで均し、最後にクレオスのメタルプライマーで保護します。
これで使うときに台紙ごと水に付ければデカールのように剥がれてきます。
最後にエッチング液は、何度か繰り返し使えるようなので(反応が進むにつれ腐食時間が長くなるそうです。)、プラスチックの密閉した容器で日の当たらないところに保存しておきます。
エッチング液を捨てる場合は、そのまま下水に捨てると沈殿した銅や亜鉛等の金属が有害となるので、中和させてからセメントで固めて燃えないゴミに捨てるというのが正しい処理方法だそうです。
セメントで固めるのは一般的ではないと思われるので、中和させてからオイル処理のオイルパックに染みこませてゴミとして捨てるというのがいいかもしれません。
そんなドタバタの奮闘はさておき、17日の木曜日に「第一次セレクション合格」の封筒が届きました。
今後は期日までに作品をハセガワに送り込むわけですが、この先どんな結果になるのか楽しみです。
さて、CADILLAC ESCALADE の足回りを組みました。ゴールドに塗装したブレーキキャリパーがホイルの間からチラリと見えていい感じです。
これから唐突にご紹介するのが、今回の製作でどうしてもトライしたかったこと・・・エッチングパーツの自作。
ネットでググると結構たくさんの人がトライしています。
前々からエッチングパーツは、精密感、スケール感を高めるために使っていたのですが、専用品は一部のものに限られており、汎用品では表現できない部分もあり、残念に思うことがありました。
今回エッチングで置き換えようと思っているのはサイドとリアのエンブレム。ボディーに凸で表現されており、塗装、研ぎ出しで邪魔になるために削り飛ばす必要がありました。
最初は、アルプス社製のMD-5500のプリンターでフラッシュシルバーを使い自作デカールを作ったのですが、残念なことにクリアコートすると細かくシルバーの部分が割れてしまいNG。そのような理由からも自作エッチングの道を選択したわけです。(そんなたいそうな理由ではありませんが・・・)
このような原画を用意しました。後述しますが、この原画はエッチングするときに非常に効率が悪く、一部に失敗があります。
この段階ではまだ、そのような事は分かっていなかったということで・・・・ご容赦を。後ほどその原因を文中に書いていきます。
また、紙の質や印刷機器の選択も非常に重要で、印刷機器はレーザープリンター、紙はインクジェットプリンタ用紙で「スーパーファイン」とか「コート紙」と記述のある紙を使用します。
参考にさせていただいたブログやホームページは・・・
■ 闇鍋模型アーカイヴス http://yamimoarch.shikisokuzekuu.net/
■ Urotake's Modeling Blog うろたけのモデリングブログ http://urotake.livedoor.biz/archives/775041.html
いずれも「F式」と呼ばれる方法です。エッチングで一番面倒と思われる原画を基盤に感光する部分が必要無く、このアイデアを思いつかれた方に感謝します。
原画はアドビのイラストレーターで作画しました。別にソフトは、イラストレーターでなければいけないことはありません。
ドロー系のソフトであればOKです。ドロー系のフリーソフトでは、「Inkscape」がおすすめです。
原画は正像と鏡像を左右もしくは上下対象に配置する必要があります。
このように折り曲げて、転写する洋白板を挟み込みます。洋白板の厚みは0.1ミリを使用します。
板は真鍮板でもOKですが、アルミ板はエッチング液で腐食させるときに盛大に反応して危険とのことで使用は不可です。
ただ、0.1ミリ厚の洋白板にしても真鍮板にしてもホームセンターでは売っていませんでした。東急ハンズにもあるようですが、確実なのは通販です。amazonで「洋白板」を検索するとヒットします。
この原画を洋白板に貼り付けるときに両面が’’ずれない’’ことも非常に重要な部分です。
黒の部分が、エッチング液で腐食させたときに残る部分です。黒枠の部分にも「CADILLAC ESCALADE」の文字がありますが、これは片面だけなので、腐食後は凹になって残ります。
実は黒枠に記してある文字は鏡像でないと、できあがりで文字が反対になって完成してしまいます。これが一部の失敗の部分。ただ、黒枠の部分は使いませんので、実害はありませんでした。
それでは、実際に洋白板に作画を転写していきましょう。
まずは、洋白板の表面の酸化した皮膜を除去します。耐水ペーパーの400番から1000番相当で磨くそうですが、以前ご紹介したKOVAXの「スーパーアシレックス レモン #800」を使用しました。不均衡な傷も付かずになかなかうまい具合で表面の処理ができました。
仕上げは、表面をシンナーで脱脂します。
原画を両面ずれないように洋白板に貼ったのちラミネーターに通します。
ラミネーターに通す理由は、原画のインクジェット紙に印刷されたトナーを洋白板に熱転写することです。
ラミネーターの種類は最高温度が150度から180度になるものがよいそうです。
ラミネーターには3回通しました。
どれくらい通せばよいのかはっきりしませんが、インクジェット紙に付着したトナーが洋白板に転写されるということは、インクジェット紙と洋白板がしっかり固着していればいいだろうとの判断で3回目でOKかな・・・と言う感じ。ほとんど目分量です。
途中ではインクジェット紙を絶対にめくってはいけません。これはお約束です。このあたりは鶴の恩返しと同じことですね。
転写が終わったら素早く水の中へ。冷却の意味ではなく、洋白板に固着したであろうインクジェット紙を水でふやかして除去するためです。
洋白板にトナーがうまく転写されていると、ご覧のようなトナーの部分以外が水でふやけてきます。
インクジェット紙の全体が均一にふやけるようであればかなりの確率で失敗です。
インクジェット紙がふやけるまでしばらく水につけておきます。ふやけたインクジェット紙は簡単に手で剥がせます。
それでも一部の繊維が残りますので、指の腹で優しくしごきます。あまり強く行うと転写されたトナーまで剥がれてくるので注意しましょう。
ご覧のような感じで転写ができました。写真では転写されたトナーが黒々写っていますが、しばらくすると灰色っぽくなりますが、これは問題ありません。
ここまでは特に苦労することはありませんでした。前述したブログを熟読されれば楽勝だと思います。
片面しか写っていませんが、ちゃんと両面に転写してあります。写真では2セット分が転写されています。
これからは、いよいよエッチング作業です。エッチング液を用意し、エッチング液をヒーターで40度くらいに温めます。(エッチング液を加熱のために直接鍋で熱してはいけません。ヒーターによる加熱をしない場合は、エッチング液の入った容器をお湯で温める方法があります。)
エッチングは全く初めてで見当も付かなかったので、「サンハヤト」から販売されているプリント基盤作製用のものを使いました。
一度行った感じでは、エッチング液は代用が浮かびませんが、エッチングを入れる容器は2リットルのペットボトルをブッた切ったもので十分でした。
エッチング液を適温にするために湯煎する方法もありますが、手間を惜しむなら保温用のヒーターはあった方が便利かなと思います。
エッチングはエッチングする物を立てて行った方がうまくいくようです。このような理由から容器は平べったいトレイのものより、深さのある容器を選ぶことになります。
ただ、エッチングする物を立てても腐食は均一に進まず、下の方から腐食が進んでいきます。時々上下を入れ替えないと腐食が一部に強く出てしまい失敗の恐れがあります。
エッチング液の温度により腐食の進行時間はまちまちのようです。時々引き上げたりして状態を確認します。
よい具合に腐食が進行して、腐食を終わらせたい時は容器から洋白板を取り出し重曹水につけ中和させます。
エッチング液と重曹水が反応して泡がでます。泡がでなくなったら終了です。水だけでは浸食の反応は止まらないようです。
重曹は、100均でも扱いがありますし、薬局でも手に入ります。
ちなみに重曹は、洗濯の時の洗剤の代わりやゴミ箱の脱臭、鍋の焦げ落とし、キッチンのしつこい汚れ落としなど多様な用途があるとパッケージに書いてありました。なかなか万能ですね。
表面にトナーが残りますので、シンナー等を筆に付けて優しく擦り除去します。
表裏のズレもなく初めてとしてはまずまずかと思います。
反省点は、文字以外の不要部分を腐食させる面積が多くて、腐食時間が長くかかってしまい、本来腐食してはいけない部分の文字の表面が不均一に荒れてしてしまいました。
溶かす部分はもっと小さくなるように、作例の場合は、文字の外枠の腐食部分を最小に留めるべきでした。
腐食時間が長かったため表面が荒れていますので、洋白板の枠から切り離し、ペーパーパレットの台紙に木工用ボンド貼り付けます。
その後丁寧に表面を耐水ペーパーで均し、最後にクレオスのメタルプライマーで保護します。
これで使うときに台紙ごと水に付ければデカールのように剥がれてきます。
最後にエッチング液は、何度か繰り返し使えるようなので(反応が進むにつれ腐食時間が長くなるそうです。)、プラスチックの密閉した容器で日の当たらないところに保存しておきます。
エッチング液を捨てる場合は、そのまま下水に捨てると沈殿した銅や亜鉛等の金属が有害となるので、中和させてからセメントで固めて燃えないゴミに捨てるというのが正しい処理方法だそうです。
セメントで固めるのは一般的ではないと思われるので、中和させてからオイル処理のオイルパックに染みこませてゴミとして捨てるというのがいいかもしれません。
2010年8月20日金曜日
レベル CADILLAC ESCALADE 製作記 その2
暑い日が続いています。現在、ハセガワのJMCへエントリーするための作品を作成中です。
まずは第一次ステージに間に合うようにと製作を進めていますが、余裕はまったくありません。
夏休みの宿題と同じでギリギリにならないとできない性分・・・月末が怖いです。(ちなみに第一次ステージのリミットは9月6日です。)
さて、CADILLAC ESCALADE の方は仮組みをしたときにちょっと気になった部分を改修します。
前後のディスクブレーキ部分ですが、ブレーキローター部分は許せるとしてもブレーキキャリパー部分のダルさはいただけません。
アルミホイールがスポークタイプなので、完成したときアルミホイールの間からよく見える部分になるわけです。
右上がオリジナルでそのダルさ(というより、モールドもなく何かよくわからない物体になっていますが・・・)がおわかりいただけると思います。
下側に写っているのがジャンクパーツから持ってきたもので、最初はこのままオリジナルと置き換える予定にしていたのですが、ブレーキローターの外径がオリジナルより小さいがためにブレーキキャリパー部分のみを切断し移植します。
完成したのが左上のものです。ローターの内円部分にかさ上げのためにスペーサーを入れてアルミホイールとブレーキキャリパーが接触しないようにしてあります。
下回りは、そこそこのモールドがあるのですが、完成後はあまり見えない部分なので簡単にすすめます。
全体をガイアノーツのグロスブラックで塗装したのち、エンジン下回り及びトランスミッション部分をマスキング無しでエナメルシルバーで塗装し、塗料がはみ出た部分をエナメルシンナーで拭きとります。
同様にスペアータイヤ及びホイルもマスキング無しの行程でおこなっています。
最後にフィニッシャーズのスーパーフラットコートで艶を整えます。
アルミホイールはメッキ仕上げでしたが、艶の感じがおもちゃっぽかったので、漂白剤でメッキを落とします。
最終にスパッツスティックスのアルティメイト ミラークロームで仕上げますので、下地はグロスブラックで塗装し、上塗りでクリアコートします。
写っているものが一つ前の写真と若干違いますが、アルティメイト ミラークロームで塗装するとこんな感じになります。
エアブラシでは細かい霧状にして、薄く(塗料の濃度というより、エアーに含まれる塗料の量という意味で)吹き付けるのがよいとされていますが、細かい霧を作ろうとするあまりエア圧を高くしてしまうと塗装部分よりも広範囲に塗料が飛んでしまい、塗料が無駄になってしまうので、エア圧について少し低めの方が経済的かもしれません。
肝心なのは薄く塗り重ねることなのでそちらを重視しました。
間違ってもクリアコートのような塗料が垂れる寸前まで吹き付けるのはNGです。
続いて室内の塗装をMr.COLOR のセールカラーで行います。実車は黒のレザーのようですが、外装を黒にする予定ですので、車外から見たときにアクセントとなるように明るめとします。
ベージュ系の室内色では、普段「タン」を使うのですが、今回「セールカラー」を初めて使いましたが、タンに比べて黄色味があってよい感じがしました。
ダッシュボードの上とハンドルはジャーマングレーとタイヤブラックを適当に混色したもので塗装します。
ハンドルとパネルの一部に木目調の部分がありますので、エナメルのブラックで薄く木目らしきものを描いてから、アクリルラッカーのクリアオレンジで調子を見て塗り重ね仕上げます。
エナメルのブラックがアクリルラッカーのクリアオレンジで少し滲みいい感じのボケ味ができました。
組み付けるとこんな感じになります。
CピラーとDピラーの外装部に当たる部分は、ボディー組み付け後にガラス部分で見えるために黒色で塗装してあります。
まずは第一次ステージに間に合うようにと製作を進めていますが、余裕はまったくありません。
夏休みの宿題と同じでギリギリにならないとできない性分・・・月末が怖いです。(ちなみに第一次ステージのリミットは9月6日です。)
さて、CADILLAC ESCALADE の方は仮組みをしたときにちょっと気になった部分を改修します。
前後のディスクブレーキ部分ですが、ブレーキローター部分は許せるとしてもブレーキキャリパー部分のダルさはいただけません。
アルミホイールがスポークタイプなので、完成したときアルミホイールの間からよく見える部分になるわけです。
右上がオリジナルでそのダルさ(というより、モールドもなく何かよくわからない物体になっていますが・・・)がおわかりいただけると思います。
下側に写っているのがジャンクパーツから持ってきたもので、最初はこのままオリジナルと置き換える予定にしていたのですが、ブレーキローターの外径がオリジナルより小さいがためにブレーキキャリパー部分のみを切断し移植します。
完成したのが左上のものです。ローターの内円部分にかさ上げのためにスペーサーを入れてアルミホイールとブレーキキャリパーが接触しないようにしてあります。
下回りは、そこそこのモールドがあるのですが、完成後はあまり見えない部分なので簡単にすすめます。
全体をガイアノーツのグロスブラックで塗装したのち、エンジン下回り及びトランスミッション部分をマスキング無しでエナメルシルバーで塗装し、塗料がはみ出た部分をエナメルシンナーで拭きとります。
同様にスペアータイヤ及びホイルもマスキング無しの行程でおこなっています。
最後にフィニッシャーズのスーパーフラットコートで艶を整えます。
アルミホイールはメッキ仕上げでしたが、艶の感じがおもちゃっぽかったので、漂白剤でメッキを落とします。
最終にスパッツスティックスのアルティメイト ミラークロームで仕上げますので、下地はグロスブラックで塗装し、上塗りでクリアコートします。
写っているものが一つ前の写真と若干違いますが、アルティメイト ミラークロームで塗装するとこんな感じになります。
エアブラシでは細かい霧状にして、薄く(塗料の濃度というより、エアーに含まれる塗料の量という意味で)吹き付けるのがよいとされていますが、細かい霧を作ろうとするあまりエア圧を高くしてしまうと塗装部分よりも広範囲に塗料が飛んでしまい、塗料が無駄になってしまうので、エア圧について少し低めの方が経済的かもしれません。
肝心なのは薄く塗り重ねることなのでそちらを重視しました。
間違ってもクリアコートのような塗料が垂れる寸前まで吹き付けるのはNGです。
続いて室内の塗装をMr.COLOR のセールカラーで行います。実車は黒のレザーのようですが、外装を黒にする予定ですので、車外から見たときにアクセントとなるように明るめとします。
ベージュ系の室内色では、普段「タン」を使うのですが、今回「セールカラー」を初めて使いましたが、タンに比べて黄色味があってよい感じがしました。
ダッシュボードの上とハンドルはジャーマングレーとタイヤブラックを適当に混色したもので塗装します。
ハンドルとパネルの一部に木目調の部分がありますので、エナメルのブラックで薄く木目らしきものを描いてから、アクリルラッカーのクリアオレンジで調子を見て塗り重ね仕上げます。
エナメルのブラックがアクリルラッカーのクリアオレンジで少し滲みいい感じのボケ味ができました。
組み付けるとこんな感じになります。
CピラーとDピラーの外装部に当たる部分は、ボディー組み付け後にガラス部分で見えるために黒色で塗装してあります。
2010年7月20日火曜日
レベル CADILLAC ESCALADE 製作記 その1
最後まで梅雨明けしていなかった九州南部が本日(20日)梅雨明けして、これで全国全てが梅雨明けとなりました。
これから暑い日が続くようですが、モデラーとしては、塗装はすぐに乾くし、湿度によるカブリも気にしなくてよいのでありがたく思います。ただ、そのありがたさも部屋にエアコンがあっての話でしょうけど・・・。
さて、久しぶりの更新ですが、カーモデルの製作はボチボチと進めています。
ブログに集中してしまうと製作が疎かになってしまうし、製作とブログの更新の両方を効率的にすすめるのは難しいですね。
今回はプレゼントにすることを前提に製作をすすめています。
箱絵はこんな感じです。
レベルモノグラムのアメプラです。サイドのフレアラインがいかにも・・・って感じですね。
シックな黒の作例を元に作ります。さすがにフレアラインのはちょっと・・・。
箱をあけるとこんな感じのパッキング・・・。ボディを含め全てのパーツが一袋に押し込まれています。
長期間この状態では、パーツが変形しないか心配です。
メッキパーツやクリアパーツは内部で別の袋に梱包されていましたので、昔のアメプラに比べれば気遣いがなされています。
昔のアメプラは、梱包のビニール袋どころか、化粧箱の中にパーツが無造作に放り込まれていて、クリアパーツもメッキパーツも関係なしに突っ込んであり、ランナーからパーツが取れていたり、クリアパーツは傷だらけでということにしばしば遭遇したものです。
アメリカでは、この状態に何の不都合も感じないぐらい大らかじゃないと模型は作れないんだ・・・と納得したものです。
デカールと組立説明書です。 ちなみにこのモデルはエンジンレスでした。その代わりでは無いでしょうが、リアのハッチを可動することができます。
オプションで3列目のシートを取っ払い、ドデカいウーハーやギンギラアンプを見せる仕掛けができるようですが、これもフレアラインと同じく趣向の違いから省きます。
これは室内の部品です。SUVやミニバンの模型は作ったことがありませんが、こちらは上の部分まで内装のモールドがあります。
写真にはありませんが、オーバーヘッドコンソールもパーツとしてあります。
サフェサーを塗装して仮組みしてみました。
ボディーと下回りフレームの合いは悪くありませんが、ガッチリと接着できるような感じは受けませんでした。
フロントバンパーのパーツが変形していたため、お湯で修正しボディーに合うようにしました。ボディーも下回りが広がり過ぎていますが、こちらは最後に強力に接着し下回りフレームに固着させる予定です。
やっぱりパッキングの影響で一部ゆがんでいる部品がありました・・・。
これから暑い日が続くようですが、モデラーとしては、塗装はすぐに乾くし、湿度によるカブリも気にしなくてよいのでありがたく思います。ただ、そのありがたさも部屋にエアコンがあっての話でしょうけど・・・。
さて、久しぶりの更新ですが、カーモデルの製作はボチボチと進めています。
ブログに集中してしまうと製作が疎かになってしまうし、製作とブログの更新の両方を効率的にすすめるのは難しいですね。
今回はプレゼントにすることを前提に製作をすすめています。
箱絵はこんな感じです。
レベルモノグラムのアメプラです。サイドのフレアラインがいかにも・・・って感じですね。
シックな黒の作例を元に作ります。さすがにフレアラインのはちょっと・・・。
箱をあけるとこんな感じのパッキング・・・。ボディを含め全てのパーツが一袋に押し込まれています。
長期間この状態では、パーツが変形しないか心配です。
メッキパーツやクリアパーツは内部で別の袋に梱包されていましたので、昔のアメプラに比べれば気遣いがなされています。
昔のアメプラは、梱包のビニール袋どころか、化粧箱の中にパーツが無造作に放り込まれていて、クリアパーツもメッキパーツも関係なしに突っ込んであり、ランナーからパーツが取れていたり、クリアパーツは傷だらけでということにしばしば遭遇したものです。
アメリカでは、この状態に何の不都合も感じないぐらい大らかじゃないと模型は作れないんだ・・・と納得したものです。
デカールと組立説明書です。 ちなみにこのモデルはエンジンレスでした。その代わりでは無いでしょうが、リアのハッチを可動することができます。
オプションで3列目のシートを取っ払い、ドデカいウーハーやギンギラアンプを見せる仕掛けができるようですが、これもフレアラインと同じく趣向の違いから省きます。
これは室内の部品です。SUVやミニバンの模型は作ったことがありませんが、こちらは上の部分まで内装のモールドがあります。
写真にはありませんが、オーバーヘッドコンソールもパーツとしてあります。
サフェサーを塗装して仮組みしてみました。
ボディーと下回りフレームの合いは悪くありませんが、ガッチリと接着できるような感じは受けませんでした。
フロントバンパーのパーツが変形していたため、お湯で修正しボディーに合うようにしました。ボディーも下回りが広がり過ぎていますが、こちらは最後に強力に接着し下回りフレームに固着させる予定です。
やっぱりパッキングの影響で一部ゆがんでいる部品がありました・・・。
2010年6月20日日曜日
JMC 2009 出展作品が帰還
6月19日に「精密模型取り扱い厳重注意」のラベルが貼られた大きな宅配便が届きました。
はて、何か通販で買ったのか?と思っていたところ、発送元は「株式会社ハセガワ」「プラモデル完成品」とあります。
JMC2009 に出していた作品が返送されてきたのです。ずいぶんと厳重そうな梱包にハセガワさんが大切に扱っていただいたことがわかります。
それでは、開封してみます。
一つ目の箱を開けると封筒の中に「JMC2009のピンバッジ」、「静岡ホビーショーの写真?」、「作品に掲げられていたプレート」の3点がありました。
二つ目の箱です。二重梱包になっているようです。
この箱をあけると・・・。梱包材の中に作品を発見。
作品を取り出しました。
「東京会場」→「大阪会場」→「静岡ホビーショー」の長旅をしたようですが、もちろん傷も破損もありません。
ハセガワさんの細やかな取り扱いに、ただただ頭が下がる思いです。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
作品の写真は出展前に古いコンパクトデジタルカメラでしか撮っていませんでしたので、しばらくしたら、写真を撮り直してこちらでご覧いただきたいと思います。
はて、何か通販で買ったのか?と思っていたところ、発送元は「株式会社ハセガワ」「プラモデル完成品」とあります。
JMC2009 に出していた作品が返送されてきたのです。ずいぶんと厳重そうな梱包にハセガワさんが大切に扱っていただいたことがわかります。
それでは、開封してみます。
一つ目の箱を開けると封筒の中に「JMC2009のピンバッジ」、「静岡ホビーショーの写真?」、「作品に掲げられていたプレート」の3点がありました。
二つ目の箱です。二重梱包になっているようです。
この箱をあけると・・・。梱包材の中に作品を発見。
作品を取り出しました。
「東京会場」→「大阪会場」→「静岡ホビーショー」の長旅をしたようですが、もちろん傷も破損もありません。
ハセガワさんの細やかな取り扱いに、ただただ頭が下がる思いです。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
作品の写真は出展前に古いコンパクトデジタルカメラでしか撮っていませんでしたので、しばらくしたら、写真を撮り直してこちらでご覧いただきたいと思います。
2010年6月15日火曜日
アクセルS35シンナー
一年の中でもっとも塗装に適さない梅雨の時期になりました。
私の住む場所は、周りが田んぼばかりなので、これからは、カエルの合唱がにぎやかになりそうです。
製作は「PENNZOIL NISMO GT-R(R34)」を一時中断して、ある人へのお祝いとして、アメ車のSUVの模型を製作しています。
レベル製なのですが、エンジンは再現されていなく、見せ場も少ないためほぼ素組状態で進行中。
ただ、メッキのエンブレムが両サイドとリアにあり、凸モールドで表現してあったため、塗装の邪魔になることから、削ってしまいました。
黒のボディーであり外装でアピールするものがないことから、何らかの形でこの光り物のエンブレムを表現したいと思い、現在いくつか実験しております。
このことについては、別の機会にお伝えしたいと思います。
さて、前置きはこれぐらいにして、
このようなものを買いました。当方では、アクリルラッカー系の塗料の希釈はもちろんのこと、ツールクリーナーとしても使用し、オールラウンドに使っています。前回購入から1年半で一缶使い切りましたので、これは二缶目となります。
このシンナーは、「藤倉応用化工(FOK)のアクセルシンナーS35」と言う商品で写真のものは3キログラムのものです。
MSDS(製品安全データシート)によれば、トルエンが約10パーセント含まれており、使用感はクレオスのシンナーよりは揮発性が高く、フィニッシャーズのピュアシンナーと同じに感じるぐらい揮発性が高いです。
揮発性が高いということは、このシンナーで希釈した塗料で塗装した場合は、早く乾燥するわけで、重ね塗りや乾燥後の研ぎ出しに至るまでの時間短縮ができ非常に便利です。また、艶有りの塗料は、非常に艶々とした仕上がりにすることができます。
匂いはトルエンが混じっていることもあり、甘い香りがします。一部の方からはフィニッシャーズのピュアシンナーと同じという意見もありますが、真偽の程はわかりません。ただ、匂いや揮発性の高さはよく似たところがあり、もちろん、フィニッシャーズの塗料の希釈にも問題なく使えています。
非常に便利なものですが、やはり注意する点がいくつかあります。
成分としてトルエンが含有されているため、換気に十分注意が必要です。
また、トルエンはプラスチックを溶かしますので、このシンナーを使って、塗料剥離のためのシンナー風呂に使ってはいけません。
以前に間違って使ったところ、カーモデルのプラボディーは見るも無惨なドロドロの状態になり、二度と再生できないものになってしまいました。
それでは、プラスチックへの塗装は不向きじゃないの?って思われかもしれませんが、心配ご無用!
このシンナーで希釈した塗料で塗装した場合、プラスチック表面に塗料は残りますが、シンナーはすぐに揮発してしまうために、表面にいつまでもシンナーが漂ってプラスチックの表面を攻撃することがありません。
ただし、ほぼシンナーだけでプラスチックの表面をベトベトになるほどにさせれば、シンナー風呂と同じ道理でプラスチックの表面を侵します。普通であれば、塗料(溶剤)が含まれていますから、プラスチックの表面をひどく荒らすようなことはまず起こりえないと思われます。
厳密には、このシンナーは、塗料を希釈しているとは言え、ほんの僅かに表面を荒らしますのが、それが逆に塗料の食い付きよくするということが言えます。
あとは、クリアパーツのクリアーコーティングに使うのもNG。クリアーパーツが少し曇ってしまいます。クリアーパーツのクリアコーティングは、クレオスのシンナーをお薦めします。
藤倉応用化工のシンナーや塗料は取扱店が少ないのが難点。模型屋さんの流通経路にはほぼなさそうなので、通販で入手しています。
一番簡単なのが、販売元のHPで購入すること。
別途送料負担はありますが、まとめ買いで対処しています。今回は前回の通販で試しに買った「クリアー」の短時間で肉厚のあるクリアー層が形成できる感じに好印象をもち、コンクホワイト、コンクブラックを買いました。
両方とも通常のホワイト、ブラックよりも濃厚であるとのことで、最近よく当方が行う方法で、下地のサフェ代わりとして使用するために利用したいと思います。
私の住む場所は、周りが田んぼばかりなので、これからは、カエルの合唱がにぎやかになりそうです。
製作は「PENNZOIL NISMO GT-R(R34)」を一時中断して、ある人へのお祝いとして、アメ車のSUVの模型を製作しています。
レベル製なのですが、エンジンは再現されていなく、見せ場も少ないためほぼ素組状態で進行中。
ただ、メッキのエンブレムが両サイドとリアにあり、凸モールドで表現してあったため、塗装の邪魔になることから、削ってしまいました。
黒のボディーであり外装でアピールするものがないことから、何らかの形でこの光り物のエンブレムを表現したいと思い、現在いくつか実験しております。
このことについては、別の機会にお伝えしたいと思います。
さて、前置きはこれぐらいにして、
このようなものを買いました。当方では、アクリルラッカー系の塗料の希釈はもちろんのこと、ツールクリーナーとしても使用し、オールラウンドに使っています。前回購入から1年半で一缶使い切りましたので、これは二缶目となります。
このシンナーは、「藤倉応用化工(FOK)のアクセルシンナーS35」と言う商品で写真のものは3キログラムのものです。
MSDS(製品安全データシート)によれば、トルエンが約10パーセント含まれており、使用感はクレオスのシンナーよりは揮発性が高く、フィニッシャーズのピュアシンナーと同じに感じるぐらい揮発性が高いです。
揮発性が高いということは、このシンナーで希釈した塗料で塗装した場合は、早く乾燥するわけで、重ね塗りや乾燥後の研ぎ出しに至るまでの時間短縮ができ非常に便利です。また、艶有りの塗料は、非常に艶々とした仕上がりにすることができます。
匂いはトルエンが混じっていることもあり、甘い香りがします。一部の方からはフィニッシャーズのピュアシンナーと同じという意見もありますが、真偽の程はわかりません。ただ、匂いや揮発性の高さはよく似たところがあり、もちろん、フィニッシャーズの塗料の希釈にも問題なく使えています。
非常に便利なものですが、やはり注意する点がいくつかあります。
成分としてトルエンが含有されているため、換気に十分注意が必要です。
また、トルエンはプラスチックを溶かしますので、このシンナーを使って、塗料剥離のためのシンナー風呂に使ってはいけません。
以前に間違って使ったところ、カーモデルのプラボディーは見るも無惨なドロドロの状態になり、二度と再生できないものになってしまいました。
それでは、プラスチックへの塗装は不向きじゃないの?って思われかもしれませんが、心配ご無用!
このシンナーで希釈した塗料で塗装した場合、プラスチック表面に塗料は残りますが、シンナーはすぐに揮発してしまうために、表面にいつまでもシンナーが漂ってプラスチックの表面を攻撃することがありません。
ただし、ほぼシンナーだけでプラスチックの表面をベトベトになるほどにさせれば、シンナー風呂と同じ道理でプラスチックの表面を侵します。普通であれば、塗料(溶剤)が含まれていますから、プラスチックの表面をひどく荒らすようなことはまず起こりえないと思われます。
厳密には、このシンナーは、塗料を希釈しているとは言え、ほんの僅かに表面を荒らしますのが、それが逆に塗料の食い付きよくするということが言えます。
あとは、クリアパーツのクリアーコーティングに使うのもNG。クリアーパーツが少し曇ってしまいます。クリアーパーツのクリアコーティングは、クレオスのシンナーをお薦めします。
藤倉応用化工のシンナーや塗料は取扱店が少ないのが難点。模型屋さんの流通経路にはほぼなさそうなので、通販で入手しています。
一番簡単なのが、販売元のHPで購入すること。
別途送料負担はありますが、まとめ買いで対処しています。今回は前回の通販で試しに買った「クリアー」の短時間で肉厚のあるクリアー層が形成できる感じに好印象をもち、コンクホワイト、コンクブラックを買いました。
両方とも通常のホワイト、ブラックよりも濃厚であるとのことで、最近よく当方が行う方法で、下地のサフェ代わりとして使用するために利用したいと思います。
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