久しぶりの更新となります。私事ではありますが、ゴールデンウィーク中は模型の製作に関して、ツール、マテリアルを使いじっくりと色々な実験ができました。
時間がゆったり使えるのは心に余裕ができてとてもいいことだと思った次第です。
ただ、あれも、これも、と幅を広げてしまい未だ収拾がつかずないのは想定外でした・・・。そんな実験の結果はいずれまた自分覚えとして、こちらに記していきたいと思います。
さて、ルーペの話。
視力が落ちてきてメガネをかけるほどでも無いのですが、なんだか手元が心許ないこともあり以前よりヘッドルーペを使っていました。
ヘッドルーペは倍率を上げるほど、対物間とルーペの距離が縮まり、何かと作業をし難く感じていたところ、このようなモノを他のブログで見つけ早速購入しました。
結構変わった形です。以前他の方のブログで拝見したのはツルの部分が黒いものでしたが、この写真のものは改良された後継機種にあたるものでした。
こんな収納用のハードケースが付属しています。
レンズの横に視度調節をするダイヤルがあります。
マニュアルによると近視や遠視が方がよく見える位置になるよう調整する機能のようです。使ってみるとこれが中々便利な機能だったりします。
倍率は固定の2倍で対物距離は40センチ前後とマニュアルにありますが、視度調節ダイヤルと組み合わせると20センチ前後までピントがあいました。
前後の調節はこれぐらいできます。左右は別々に調節可能です。
購入時にはツルの部分はまっすぐな形状なので下を向くとズリ落ちることがあり、非常に使いにくさを感じていました。ツルの部分が黒い前のバージョンの時は耳掛けが付いていたのに単価を下げるために省略されてしまったのかと思いましたが、よくよく調べると白いツルの部分は曲げることができるように改変されていたことを知り、実際にやってみました。
曲げられるとは言え、見た感じも触った感じもプラッチックの風合いそのもの・・・少しの力では元々の反発力で形状が変わりません。強くじっくりと力をかけていくと曲がっていきますが、正直いつ破断してしまうか恐る恐るでやりました。あとどれだけ曲げられるのかわからないのは非常に怖いです。
耳に当たる部分はこれぐらい曲げて、内側にも多少曲げてベストポジションとなりました。
それではまとめとして・・・雑感を綴ります。
良い点・・・
塗装するときに見逃してしまいがちなホコリは対物距離が広く取れるこのルーペを使えば瞬時にホコリの付着が確認できるので、ホコリを塗装の中に閉じ込めずに済みます。
対物距離がとれるので、作業するときに姿勢が猫背にならなくて済みますので、腰の負担も少なくなります。
日本向けには鼻の受けの部分がフイットするようにシリコン製の鼻パットが付属しています。
他の双眼ルーペとは一線を貸す形状・・・マニア心をくすぐるかも・・・。
イマイチの点・・・
慣れかもしれませんが、手と目の距離が離れていると作業がしにくい場合があり、ヘッドルーペを使いルーペと対物の距離を近づける方が作業がしやすいことがありました。ルーペと対物の距離が離せることは優位である反面、目線と手の距離が遠いと距離感が分かりにくいのも感じました。
焦点距離が固定されるので、それ以外の場所へ視点を移したいときには外すことになりますが、外したものの置き場に困ります。構造的にヘッドルーペのように跳ね上げ式は無理でしょうから、せめてネックストラップぐらい付属していた方がよいかもしれません。
ヘッドルーペに比べて視界は狭いです。広い部分を見るには首を使って視点を動かさなくてはいけません。
最後に・・・
ヘッドルーペに代わり置き換えることは今のところ難しいと感じました。視点を変えるときに外したマックスディテール(双眼メガネルーペ)を首から下げられるようにネックストラップを購入するつもりです。これで作業中の置き場に困るのが解消できそうです。
双眼メガネルーペもヘッドルーペもそれぞれ一長一短がありますので、適材適所ということで活用するのがよいと思いました。